ヨーカン長屋の日記

日暮れにたどる小野家の食卓

月別アーカイブ: 9月 2015

250% ポジティブ

ケント大学の1年が始まり、本日第1回目の講義。
例年通りいい顔をした子たちばかり。
カンタベリーまでの運転は
日本から持ってきたブルーハーツを「がんばれーっ」と歌い、
志ん生の落語を聞いて大笑い。

さて最近、小学生の日本語ファンが二人、私の生活範囲内に入ってきた。

ひとりは小6の少年。
鼓介の新しいクラスの友達であり、新太の担任の先生の息子。
アニメファンで、新作を早くできれば字幕なしで観たいらしい。
こういう250%前向きな子どもがけっこういるのだ。

漫画で覚える日本語のサイトを教えてあげたら、
吹き出しをクリックして一生懸命日本語のセリフを聞いている。
学校物だと「うわっ遅刻だ」「宿題やってきた?」とかそういうセリフ。
千里の道も一歩からだけど、勉強した人しかわかんないリアルさ、
鳥山明ワールドに近づく実感をテーマにこの少年と向き合っている。

もうひとりは小5の女の子。
日本文化全ての大ファンで、新太の友達のお姉ちゃん。
すでにネットでひらがな、カタカナを独学していて、
単語帳や数字の数え方の表など自分で教材も工夫して作っている。
彼女にとって大事なことを中心にまとめてあるので、単語ノートはこんな感じ。

カステラ アイスクリーム せんべい さかな
カステラ アイスクリーム せんべい さかな
カステラ アイスクリーム せんべい さかな
カステラ アイスクリーム せんべい さかな

日本語でこんなに自分を表現してくれてありがとう。
この頃は仲のいい子に日本語を教えたりもしているみたい。

私は夏休みからずっと『宇宙兄弟』を読んでいる。
日本語ファンの少年少女といるときは
シャノンおばさんになったみたいでうれしい。

夕食 ローストビーフ、ローストベジタブル(さつまいも、じゃがいも、かぶ)
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ダブルバーガー

かえでの葉の一枚いちまいに茜色、ぶどう色が染みだして秋深まるロンドン。
そのスピードがなるべくゆっくりであることを願う人の気も無視してもう足元に栃の実が落ちている。

小野家の初秋はこどもの新学年スタートから。
今年で鼓介は六年生。
のんびりした小学校生活にようやく宿題とテストが加わる、クラスが科目別能力別になるなど、これまでの6年間とはえらい変化。最終学年で新しいことが色々あるのは楽しいからいいと思うし、本人も毎日喋ることが絶えないようで賑やかだ。

そして兄弟サッカーシーズンの開幕。
三年生になった新太も地元チームに入り、とうとう週末がサッカーで塗りつぶされる時代が始まったけど、そのうち一人はすでに親離れしかかっているというのが何とも快感。きのうの日曜日。新太のサッカー観戦の当番が私で、車で20分くらいのところまで連れて行った。新太と私二人だけの移動の時は車内は心地よい沈黙が続いて癒される。

試合後、午後は公園に行った。
夫と先週から岩魚をバーベーキューで食べようと言っていたので、その間に魚屋へ行ったが、日曜で閉まっていたから挽肉を買ってハンバーガーにした。
いつも何となく合い挽きにしてたのを今日は牛100%で作ったら美味しかった。夫と鼓介はダブルバーガーにして食べた。本人が捏ねたのでよいよい。私は空いた手で日本語の生徒さんにもらったルバーブのデザートを作れて満足。

昼食 チャーハン
夕食 BBQ ハンバーガー、焼き野菜、ルバーブとプラムのクランブル

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検索上位は避けた

鼓介がテニスをしている間、新太とプールに行った。

日本で買ったスピードの水着を初めて着た。
新品、ジャパンクオリティはビシッとしていて気持ちいい。
日本製に限るよね〜、などと久しぶりに言いたくなった。

水着はAmazon Japanで買った。

ネット社会とはすごいもので、こども達と区民プールの行くと私がチェックしてる水着を着た元気なおばあちゃんでいっぱいなのであった。
アクティブシニアは今どき、柄物ではなくナイキのネオンカラーとか着ている。
おばあちゃんはオレンジ、ピンクもよく似合う。
一定の年齢になるとくすみが抜けてくるのかな。

渋谷西武にハナとグンジが一緒に来て試着まで付き合ってくれたから報告。
これにしたよ。気に入ってます。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00RY4M4IG?ref_=pe_492632_48821362_TE_3p_dp_1

夕食 豚肉しょうが焼き、グリーンサラダ、納豆、大根の味噌汁

夏どっぷり

一週間ぐらい前に日本の夏から帰ってきた。地元江戸川にどっぷりだった。

母は昨年の膵炎が治まり今春の骨折も乗り越えて、部屋の中を歩けるようになっていた。
難病持ち、半ば盲目に高齢の病が次々襲いかかる近年、入院するたび強くなって帰ってくる。不死身の女虎。
会ったそばから「4週間後にはまたお別れなんだね〜」と号泣してその5分後に「ガリガリ君食べたくなっちゃった」と父に3回目のお遣いを頼む母。いたわりたいのに全く隙がない。出発前日、8月23日母の誕生日に美輪明宏のリサイタルDVDをあげたら目幅の涙を流し、部屋の掃除をしていたきれい好きの父が「がたがたうるさい!!」と怒られ、ひどいなあと思ってのぞくと母の隣で妹も号泣してる。どうなってるんだ。

子どもたちは従姉弟がいるので徒歩1分の妹の家にいることが多かった。
実家に父母私の3人だけの時は、何となく出かけるには後ろ髪を惹かれる。
もったいないけどなるべく家にいた。
高校野球を観ながら母に相槌をうつ。手持ちの本を読み尽くす。
家中にある活字(目が悪い夫婦の家なので生協のチラシと父の古いCDのライナーノーツしかない)を漁る。
中学時代が戻ってきたかのようであった。
一週間くらいして妹の旦那さんにBECKを10冊ぐらい借りてから、ようやく私の夏になった。
夫の実家、仙台はまた不思議なほど居心地の良いところで、義母さんの本棚を行きの新幹線から楽しみにしていたらやっぱり『火花』があったのだった。

今回は鼓介と新太が両方の家族でぐっと溶け込んでいて自然だった。
本人たちも実はそういう家族や親戚の空気を求めていたんだなと発見。
またあう日まで。

夕飯 サーモンのバターグリル、グリーンサラダ、いんげん豆ソテー、セロリのスープ