ヨーカン長屋から

日暮れにたどる小野家の食卓

夏どっぷり

一週間ぐらい前に日本の夏から帰ってきた。地元江戸川にどっぷりだった。

母は昨年の膵炎が治まり今春の骨折も乗り越えて、部屋の中を歩けるようになっていた。
難病持ち、半ば盲目に高齢の病が次々襲いかかる近年、入院するたび強くなって帰ってくる。不死身の女虎。
会ったそばから「4週間後にはまたお別れなんだね〜」と号泣してその5分後に「ガリガリ君食べたくなっちゃった」と父に3回目のお遣いを頼む母。いたわりたいのに全く隙がない。出発前日、8月23日母の誕生日に美輪明宏のリサイタルDVDをあげたら目幅の涙を流し、部屋の掃除をしていたきれい好きの父が「がたがたうるさい!!」と怒られ、ひどいなあと思ってのぞくと母の隣で妹も号泣してる。どうなってるんだ。

子どもたちは従姉弟がいるので徒歩1分の妹の家にいることが多かった。
実家に父母私の3人だけの時は、何となく出かけるには後ろ髪を惹かれる。
もったいないけどなるべく家にいた。
高校野球を観ながら母に相槌をうつ。手持ちの本を読み尽くす。
家中にある活字(目が悪い夫婦の家なので生協のチラシと父の古いCDのライナーノーツしかない)を漁る。
中学時代が戻ってきたかのようであった。
一週間くらいして妹の旦那さんにBECKを10冊ぐらい借りてから、ようやく私の夏になった。
夫の実家、仙台はまた不思議なほど居心地の良いところで、義母さんの本棚を行きの新幹線から楽しみにしていたらやっぱり『火花』があったのだった。

今回は鼓介と新太が両方の家族でぐっと溶け込んでいて自然だった。
本人たちも実はそういう家族や親戚の空気を求めていたんだなと発見。
またあう日まで。

夕飯 サーモンのバターグリル、グリーンサラダ、いんげん豆ソテー、セロリのスープ

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