ヨーカン長屋の日記

日暮れにたどる小野家の食卓

しあわせなおもち

今週末のサッカーは私が新太を送る係だった。
車の中は新太お気に入りMaroon5を聞きながら、相変わらず沈黙がち。
静かでいいなあーと思えば、ときどきふわっと面白いことをいう。
「静かな歌を聞いていると鼓介に理不尽した時のことを思い出して悪い気持ちになる」んだと。
でもアップビートな曲だとやっちまえという気になると。
頭の中はそんなに兄でいっぱいか?

その前日の土曜日は、新太が出かけている間に鼓介の日本語の勉強を見ていた。
今は大使館からもらった小学2年生の教科書から『がまくんとかえるくん』の書き取りと音読をほそぼそと続けている。
「手紙」「言いました」などの頻出漢字には慣れて読める字もあるんだけど、
毎回必ず「気もち」を「おもち」と読んでしまう鼓介。
きのうでとうとう物語も終盤、かえるくんががまくんに手紙を出したことを打ち明けるくだり。
「がまくんはしあわせなおもちでいっぱいになりました」。
傷つかないように笑いをこらえつつ白くふくらんだしあわせを想像する。
いいじゃんおもちで。
そこには学びの真髄があるね。

夕飯 スロークッカーで煮たラム肩肉、さつまいもといんげんのグリル、蒸したほうれん草

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