ヨーカン長屋から

日暮れにたどる小野家の食卓

選挙ごっこ

EU離脱から政治の話が絶えないイギリス。
おとといの解散総選挙、不眠で開票結果を見守った人がいっぱいいた。二大政党が拮抗していると一票に重みがあるし、選挙結果は良くも悪くもすぐ庶民の生活に反映される。私も選挙権はないけど日本にいた時より政治を身近に感じる。

例えば、移民と教育の問題。

私たちは2007年、労働党時代に移住した。ありがたい時代で、ESOLという無料の英語コースがいたるところにあった。移民が仕事を獲得するための技術支援だ。幼児を預ける保育園代まで負担してくれて当時2歳の鼓介を置いて勉強できたのには感動した。ESOLでは私のように自国で英語教育を受けた人は少数派で、貧しい国から必死で来た人、母国語の読み書きすらできない人もいた。小中学校では英語が母国語ではない子どもへのサポートもあった。地域に就園前の子どもが遊べる場所や子育て支援施設がたくさんあって毎日が忙しかった。

これが2010年、保守党に政権移動するやいなや、そんなサポートは一気に影を潜めた。児童手当に収入上限ができ、大学の学費(イギリスはほぼ全部が国立大)が3倍になった。小中学校は学力主義、早期教育に転換して読み書きや九九を学ぶ年齢が前倒しになった。そして今年から教育予算の極端な削減が学校に直接的な打撃を与えはじめた。各学校、削減幅を何かの形で穴埋めしなければならない。鼓介の中学校では学食のメニューを減らし、体育館の修復を再考する程度で頑張ってるが、他の学校では先生の人数を減らすことになってストライキが多発している。

そんな話を常に聞いているので、子どもは選挙のたびに大人ぶって政治の話をする。主要政党の党首の顔と名前ぐらいは小学生も知っている。
今回おもしろかったのが、総選挙当日に新太の小学校で全校子ども選挙(ごっこ)があったこと。生徒400名のうち労働党が217票を獲得して勝利。第二党は緑の党。保守党は20票。先生たちは自分の支持政党を言ってはいけないそうだ。子どもが政治を意識するっていいことだと思う。学食にも影響するんだから。そうやってみんな選挙権がもらえる日を楽しみに成長してほしい。

夕食:豚ひき肉とセロリの中華丼、いんげんの白和え、わかめの味噌汁

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