ヨーカン長屋から

日暮れにたどる小野家の食卓

カテゴリーアーカイブ: ホリデー

そわそわホリデー

今年も夫の誕生日、学芸会、仕事納め、パーティ、クリスマス準備など諸々が終了。

冬休み初日はトイザらスで、壁一面のスターウォーズグッズに
ムハハと迫られた気がして家に帰ってからもそわそわ。
結局二日後にエピソードⅦを観に行った。

最初の一作しか観たことなかったので
トルーパーが敵か味方かもわからない。
連れはファンタジー全般に興味が薄い鼓介。
夫は先に一人で観たし、
話に詳しい新太は怖がって来なかった。

ファンでいっぱいの映画館。
誰かから聞いたストーリーと鼓介の英語をつなぎつなぎ、
ずーっと喋りながら鑑賞。
でも最後は大拍手。
あれから毎日スターウォーズの話をしてる。

23日はウエストエンドでミュージカル『Charlie and Chocolate Factory』を観た。
24日のチケットを買っていたのに完璧に間違えて劇場まで行ってしまった。

慌てたが、空席に取り替えてくれて結果的に前から10列目で鑑賞。とても見やすかったし、面白かった。

そして夜は友達の家で大忘年会。
夫婦とも風邪気味なので早めに帰る。
正しいことをしたと納得して寝たのに、
明け方目が覚めた時、前夜の宴会テーブルを思い出して
もっと食べておけばよかったと落ち込んだ。

本日24日は午前中スターウォーズⅤを観て、
昼ごはんの後ジャパンセンターにお餅を買いに行く。
それから毎年恒例の鼓介・私組と新太・夫組に別れてお互いのプレゼント探し。
家に帰ってラッピングしてツリーの下に加える。
今、新太はプレゼント開封(25日午前6時)まで10時間となり、
興奮で情緒不安定気味。

イギリスでは家族や親戚から届いたプレゼントをツリーの下に溜めて
クリスマス当日まで基本的に開けてはいけないらしい。
うちも今年から真似している。

中身は私達からサッカーシューズ、漫画、PSのリモコン2個。
サンタからはささやかな物が靴下に入っている伝統を守り、
鼓介にアーセナルの手袋と新太に騎士と馬のフィギュア。
去年は深夜2時に新太が目を覚ました時、
まだサンタが到着していなくて大変なことになった。
今年は早くしよ。
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夏どっぷり

一週間ぐらい前に日本の夏から帰ってきた。地元江戸川にどっぷりだった。

母は昨年の膵炎が治まり今春の骨折も乗り越えて、部屋の中を歩けるようになっていた。
難病持ち、半ば盲目に高齢の病が次々襲いかかる近年、入院するたび強くなって帰ってくる。不死身の女虎。
会ったそばから「4週間後にはまたお別れなんだね〜」と号泣してその5分後に「ガリガリ君食べたくなっちゃった」と父に3回目のお遣いを頼む母。いたわりたいのに全く隙がない。出発前日、8月23日母の誕生日に美輪明宏のリサイタルDVDをあげたら目幅の涙を流し、部屋の掃除をしていたきれい好きの父が「がたがたうるさい!!」と怒られ、ひどいなあと思ってのぞくと母の隣で妹も号泣してる。どうなってるんだ。

子どもたちは従姉弟がいるので徒歩1分の妹の家にいることが多かった。
実家に父母私の3人だけの時は、何となく出かけるには後ろ髪を惹かれる。
もったいないけどなるべく家にいた。
高校野球を観ながら母に相槌をうつ。手持ちの本を読み尽くす。
家中にある活字(目が悪い夫婦の家なので生協のチラシと父の古いCDのライナーノーツしかない)を漁る。
中学時代が戻ってきたかのようであった。
一週間くらいして妹の旦那さんにBECKを10冊ぐらい借りてから、ようやく私の夏になった。
夫の実家、仙台はまた不思議なほど居心地の良いところで、義母さんの本棚を行きの新幹線から楽しみにしていたらやっぱり『火花』があったのだった。

今回は鼓介と新太が両方の家族でぐっと溶け込んでいて自然だった。
本人たちも実はそういう家族や親戚の空気を求めていたんだなと発見。
またあう日まで。

夕飯 サーモンのバターグリル、グリーンサラダ、いんげん豆ソテー、セロリのスープ

家出のリュック

きのうと今日はお芝居を観に行った。

蜷川幸雄の『海辺のカフカ』とM.Haddonの小説『Curious incident of the dog in the night time』の舞台版。
たまたま二日連続だった。
たまたま2つとも15歳の家出の話だった。
日英ともに少年はグレイのパーカー、紺色のリュックで父親から逃げることに決まっているらしい。

『海辺のカフカ』は仲良しのママ友達ダイアナに誘われてチケットを取ったけど、内心どうなんだろうと思いつつ当日のバービカンへ。でも開始後すぐ猫の大塚さんのシーン。本物の猫そっくりに四肢を動かす大塚さんは凄かった。これは相当に良い作品の予感。川村さんの猫も凄かった。後ろ向いて爪をとぐところが絶妙。安心したあとは3時間楽しかった。他の作品もシリーズで劇場化してほしい。後半ダイアナはとなりでジャージャー泣いていた。

『Curious incident of the dog in the night time』の原作はダイアナに勧められて私が始めて完読した英語本。最近、鼓介とダイアナの息子マックスがこの本を読み、息子たちを連れて観に行こうと言うことになってチケットを買った。しかしダイアナは自分は一度観たので今回は旦那に譲って上げようと急に気が変わり、当日はマックス&お父さん、私&鼓介の4人で行くことに。

こちらも舞台演出が凄かった。カフカもそうだがとにかく豪華。アイディアも技術も予算もスタッフも潤沢の中からできた一級ビジュアルアートというかんじで、とにかく楽しい。

そして『Curious incident』の後はFAカップ決勝をスクリーンで観るためにエミレーツスタジアムに移動。夫と新太と合流。ファンサービスの黄色いマフラーをもらい、危なげない90分とたくさんのゴールと優勝の瞬間が観られて一家大満足。

こどもたちのハーフターム休暇ももうすぐ終わり。来週からはいよいよ学年最後の夏学期後半。

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昼食:駅売店のBLTサンドイッチ、劇場のアイスクリーム
夕食:茄子のとチキンのココナツカレー

春の川

立春という名にぴったりの日曜日。夫の思いつきでSeven Sistersへ行く。川で車を降りて海まで歩く。こどもは自転車。地上にいるのに航空写真のようにみごとな「ひ」曲線。巨人になった気がする。川面は地面と同じ高さでつるりとしている。透ける青草や川底の石。春から別の生き物に生まれ変われるので選びなさい、と言われたら、かえると言おうかとんぼにしようか。
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昼食 おかかのおにぎり
おやつ スコーン、紅茶
夕食 水炊き鍋、ごはん、京漬物、納豆

聖夜の薬

12月24日
wonderfulという言葉はクリスマスに生まれたのかなと思うこの季節。今年もロンドンで迎える楽しい聖夜。

クリスマスイブの午後はBattersea Arts Centreに “Good Neighbour”を観に行った。

記憶喪失の主人公ジョージに頼まれて、観客が古い劇場の中を探検する参加型の劇。屋根裏の女、思い出管理人、喋る電灯などに出会ってジョージのことを尋ねて回る。やがて古い新聞から1909年12月20日に劇場近くで火事があったこと、その現場にジョージがいたことが判る。火事は実話で隣人を助けて亡くなった実在の人がいたそうだ。

ジョージの過去を探す中で、観客も記憶の奥から何かを引っ張り出して温め、また大切にしまうという作業を数回行う。だんだん心が柔らかくなる。小さい扉の向こうに『笑いは最良の薬』という英語の諺が隠れていた。この一年楽しいことも新しいこともたくさんあったが、ほんとうに心配事が多かった。来年も大事な人たちのぶんまでたくさん笑おう。

クリスマスプレゼント、セット完了。おやすみなさい。

Battersea Arts Centre


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昼食 肉まん、焼きおにぎり、ふのりの味噌汁
夕食 ケールとベーコンのスパゲティ、バニラアイス

フランス 金色のエウローペ

8月28日(月)
家族だけの静かなホリデーにもどる。毎日、午前中プールで泳いで午後海に行くの繰り返し。

天気のいい日が続いてようやく、大西洋の楽しさが体に入ってきた。
地中海ほど暑くないし魚も見えないので慣れるのに時間がかかったのだ。
慣れたらこのおだやかさと爽やかさが浸みるように気持ちよい。

鼓介と新太は仲良くなった近くの子と遊んだり、夫と卓球したり。

ご飯は魚市場とスーパーUで材料を買って作る。やっぱり魚介が美味しい。
特にムール貝は今まで食べたムール貝で一番美味しい。
殻は小振りだが、身がとろりとして柔らかい。火を通しているのに縮まった感じが全然なく、薄皮やふちの筋すら感じず、ウニの食感を思い出すほど。カキもムール貝も1㎏〜500円。あのムール貝こそは一回に2㎏買っても良かったかもしれない。お昼は長いバゲットを二本買って、ハムと野菜を挟んで簡単にしていた。

一度、車で1時間ほどのLa Rochelleという港町に遊びに行った。
途中で壮大なひまわり畑をいくつも通過した。種から油を取るのだろうか、気が遠くなるほどのひまわりが頭を下げて立っている。花びらが落ちて茎も茶色くなったひまわりの畑は、錆びたシャワーがずらーーっと並んでいるみたいでもあり、歩き出しそうでもあり、おもしろい。

9月1日(日)
La Faute Sur Merを出発して、北に向かう。また牧草地帯と淡い牛の群れ。

ギリシャ神話を思い出す。ゼウスが美しい牡牛に化けて女神エウローペに近づき、背中に乗せてクレタ島に連れ去った。エウローペが逃げ回った大陸はヨーロッパと呼ばれるようになった。エウローペの丘は見事な金色だ。円筒型に束ねられた干し草まで大地の栄養と太陽でふっくらしている。

ルーアンという街道沿いの町で一泊。ビストロで外食。夫はボラのソテー、わたしは鴨のアプリコット煮込みを食べた。翌日、最後の食事はクレープリーにてそば粉のガレット。鼓介が頼んだ塩キャラメルのクレープも美味しかった。

小野家の新記録11泊12日のフランス旅行。フランス北西部は家族で毎年行く海という感じがして、とてもよかった。

フランス ドーバー海峡からル・マン

8月22日(木)
小野家2013年の家族ホリデー。フェリーでフランスに出発。

ドーバー海峡を渡ってから車で南下。しばらくは初秋のイギリスと同じ冷気、似たような景色だったが、100km地点あたりで突然暑くなってきた。あっという間に気温が10℃くらい上がったと思う。わたしも運転中の夫も旅人のコートのように上着を脱いだ。

5時間後、ル・マン付近に到着。2泊ここでキャンプする。
『スーパーU』というスーパーに入ったら、店内で友達家族にばったり会った。

夕食 チキンと野菜のバーベキュー

8月23日(金)
たかさん一家と湖に泳ぎに行く。初めての湖水浴、水が柔らかくて気持ちいい。

夕方、夫とたかさんの旦那さん(イギリス人)が男同士でスーパーUに行き、サーロインステーキを買い出し。
子なし、嫁なしで肉を買いに行くことがとても嬉しそうな二人。
こども達はお兄ちゃんチーム、弟チームで意気投合してずっと遊んでいる。

夕食 サーロインステーキのバーベキュー、クスクスサラダ

8月24日(土)
たかさん一家と別れてさらに3時間南下。

一面広がる牧草地帯と丘のアップダウンで、高速道路が細く長く見える。イギリスでもおなじみの風景なのにやっぱり違う。フランスはもっと横に広くて、草が金色味を帯びている。

牛がたくさんいる。白い牛と淡い茶色の牛ばかり。10頭くらいで群れになっていて、群れの牛は全部同じ色。ほっそりエレガントな体つき。

旅の最終地、大西洋に面したLa Faute Sur Merという静かな村に着く。1週間ホリデーハウスを借りて暮らす。

すてきなお宅

夏休みなのでロンドン動物園に行く。

駅でもらえる半額チケット持参が常識のロンドン動物園。正規入場料は家族四人で1万円近く。

大物は虎、ライオン、ゴリラ、きりん、しまうまなど。
あれもいない、これもいない。

三役以上の不在が目立つ動物園ではあるが、ここのみどころは囲いの中のランドスケープかなと思う。
動物達の故郷を模した空間、その広さとデザイン。
オープンハウスに来たみたいで楽しい。
公園並みの敷地にゴリラがたったの二匹、小さなアフリカはけっこう贅沢に再現されている。
家に帰ってからも何となくゴリラの気分でうちの中を見渡してしまう。

昆虫館とバタフライ館もおすすめ。

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昼食 酢飯のおにぎり、ハムサンド
夕食 ピザ・エクスプレスで外食

ハラヘリ日記

先タームの終盤に、それまで何年間も平和であった小3男子に突然変化が訪れた。
仲良しグループの分裂や派閥争いなど全く予期しなかったことで驚いたが小3男子それぞれの目覚めはある意味たくましいなあと感心もした。鼓介もこの波を乗りこなそうと懸命にバランスを取っている。人間、体幹が大事だ。

さて、そんな心の隙間を埋める絶好のタイミングで新しい趣味『モンスター図鑑』なるものが彼の中で大ブームとなっている。モンスターのプロフィールを考え、絵を描き、命名する。例えば一ツ目のクマのお化けで名前はボブ。本人は無意識に描いているようなのだが、どのモンスターも食べ物を入れたかごをぶら下げている。かごの中身は動物をベースにしたモンスターの場合は木いちごなど果物が多く、あるときは焼きたてのパンが美味しそうに描かれていた。

ハーフターム休暇中の日本語日記も同様に鼓介の脳内マップ丸見えで面白かった。今年は夏が遅くて寒いのにずっと冷たい蕎麦が食べたい、冷たい蕎麦いつ作ってくれるのと言われ続けて本日ついに20℃超え、念願を叶えてあげることができた。良い休暇の最終日となってよかった。

5月25日(日)
キャンプに行って野球をしてあそんだ、13たい13だった。楽しかった。カレーウドンがキャンプの中で一番。ねている時かにが顔をさした。いまでも顔がまだ痛い。

キャンプの食事
夕食:カレーライス(こども)BBQ(おとな)キムチうどん、カップラーメン(おとな夜食)
朝食:パン、シリアル(こども)キムチ雑炊(おとな)
昼食:カレーうどん

6月3日(月)
今日おかあさんとあらたとナチュラルヒストリーミュージアムに行った。きょうりゅうをたくさん見た。たのしかった。そのあと公園に行った。公園ですなであそんだ。七時にかえった。夜ごはんではじめてしょうがをおいしいとおもった。
昼食:ごま塩おにぎり、ブロッコリー
夕食:素麺、野菜炒め

おねえちゃんの里帰り

さわや歌が遊びに来ていた。

ロンドン小野家訪問も3回目ということで、美術館、マーケットやイギリスの田舎町への興味もさほどでもないローキー滞在。本人曰く里帰り。わたしの方が浮かれてオペラのチケットを取ってしまった。オペラハウスは期待通り歌舞伎鑑賞の雰囲気があってよかった。『魔笛』は堅い題名の印象からほど遠い楽しいお話で『魔法の笛』と呼ぶ方が適切だねとい言い合った。ほかの日は夫の会社の近くのShoreditchやいつも行く海Whitstableなど馴染みの場所に一緒に行った。

さわや歌はウクレレを日本から持ってきて家で弾いていた。

そして今日鼓介が学校に行っている間に日本に帰っていった。鼓介がどうして帰ったかというので仕事があるからと答えたら「ああ〜ウクレレ?」「それは趣味だよ。さわや歌はオフィスで働いている」「何してるの?タイピング?」「さわや歌はボス?」と次々に質問が来た。はじめ同居人、そして居候、今新婚OL、未来はウクレレのボスかもしれない。おねえちゃんはユーラシア上空。またきてね。みんなもきてね。

昼食 イワシのディル&チリソテー、ズッキーニとバジルのサラダ、パン(さわや歌、わたし/Green and Blue)

夕食 キャベツとベーコンの炒め物、ひじきご飯、豆腐の味噌汁

サンデー島の夏休み

オークニーから帰って来た。

サンデー島の南西端にあるロージーの家から反対側の端までが車で10分。人も家もほとんどない。

島は横から見ると抹茶タルトのようだった。海抜が低く、土地が薄く平らで、砂の地盤、黄色い岩層、草の緑の層。大きな木がない。広い海も彼方まで遠浅。視界に凹凸というか、腰高以上のものがほぼ出現しない。小麦畑を歩いていたら大きな犬の背中を歩いているようだった。同じ場所を夜散歩したら月の明かりでシシ神さまだった。貝の取れる海に連れて行ってもらった。水が引いて光る砂の上を見渡せる限り歩くことができ、月面で潮干狩りしている感じがした。

海で泳いだらアザラシが少し離れたところで泳いでいた。止まるとアザラシも海面から顔を出す。泳ぐと平行して着いてくる。

ロージーもその彼もベジタリアンなので食料は庭の菜園からと、ロージーの焼くパン。ごちそうとして島の魚介類。蟹は身も旨みも詰まって美味しいのが毛蟹サイズで1.5ポンド!潮干狩りで取ったcocklesという貝は蛤の身を小ぶりにしたような上等の味。貝肉はそれほど厚くないが、袋の中にたっぷり水分を含む性質のようで、一粒ごとに海の味がして久しぶりにとろけるような幸せを味わった。セスと夫が魚も釣ってくれた。淡白で柔らかい青魚を頭からバリバリ食べたら恐がりのロージーの彼がギョッとしていた。

遅く起きてご飯を食べ、海に行き、ご飯を作る以外全く何もしない生活。学生時代から休暇は隠遁派で、中学高校は箱根のおばさん、大学になったら沖之永良島の曾祖父母のところへと通ってはボーッとしたものだが、またそういうぴったりくる場所に辿り着いたのが嬉しいと思った夏休み。

オークニー諸島へ

ロンドンは連日暑い。川遊び、プールで遊び尽くしている。

来週はスコットランドのオークニー諸島へ一週間のホリデー。

エディンバラ乗換の列車でアバディーンまで合計8時間、そこからオークニー本島へフェリーで6時間、B&Bで一泊して翌朝またフェリーで目的地のサンデー島へ渡る。

サンデー島ではお好み焼きもっちゃんの旦那さんセスと二人の息子、セスのお母さんロージーが待っている。セスは考古学者で論文執筆のために夏をこどもとオークニーで過ごしている。ロージーは芸術家。普段は独りでシンプルな暮らしをしている。パンはロージーが焼いた分がなくなれば次にロージーが作るまでなく、果物は貴重品、加工品も高価、お菓子は贅沢品だという。

ロージーへのお土産は、カスピ海ヨーグルトの種、ドライフルーツ、ワイン、チーズ、日本食(揚げ豆腐)。こどもの食料にベイクドビーンズやひよこ豆などを持って行こう。

スーツケースも新調。海で泳ぐ用のウェットスーツはダイアナから借用する。寒くてセスすら海に入っていないらしいけど。

昼食 手作りピザ(ジョージーナの招待)、卵とブロッコリーのサンドイッチ(夫)

夕食 ハムと人参千切りのサンドイッチ(こども)、海老と豚ひき肉の水菜炒めチリ味、とろろこんぶの味噌汁、かぶのお新香(わたし、夫)

夏休み1日目

ついに来た夏空が!

プールに猛進。Brockwell Lidoで泳ぐ泳ぐ。毎日行きたい。I love summer。

昼食 パンとカリフラワーのチーズグラタン、セロリのスープ(こども、わたし)干しえび炒飯(夫)

夕食 焼きそば(こども)カリフラワーとじゃがいものインドカレー、フリルレタス(おとな)

ネルソン海峡

鼓介、小学校終業。新太、幼稚園卒園。

夏休み最初の土曜日。

来週から夏日が戻ってくると聞いた先にさっそくの晴天でFolkestoneの海に行く。

左目の左から右目の右までうーーーみーーー。

崖地に居並ぶ人気のない大屋敷。その下に手入れの良い庭園が横たわる。Southend-on-Seaに作りが似ている。海のきれいさは比べ物にならない。よくあるお金持ちが作ってくれた保養地でも南欧気分に至れる気合い設計。でもガラガラ。カフェもない。向こうのフランスだけ。

昼食 スパゲティ・バジリコ、にんじんとレーズンのサラダ

夕食 生ハムとチーズのバゲット、フィッシュ&チップス、スカンピ&チップス

サンデー島

この夏のホリデー計画が決まった。

スコットランド北東、オークニー諸島のサンデー島。お好み焼きもっちゃんの義理のお母さんの家で1週間お世話になる。

例年、YES !太陽 、YES!ビーチ 、YES !魚貝で南ヨーロッパひとすじだったが、 今年はVISAの手続きで国外に出ることが出来ない。先日イギリスの海でも泳げたしウェットスーツを買って行こう。夫は静かなサンデー島でプログラミングをしたいそうだ。「プログラミングは作家が本を書く感じと似ている」らしい。似てるのかなあ。

昼食 フランクフルト入りピラフ(夫、こども)、エチオピア料理(わたし)

夕食 鶏とひじきの炊き込みご飯、キャベツの味噌汁(夫、こども)、お好み焼き、マレーシアパンケーキ(わたし)

帆船、トンネルの向こう

気温が上がらない夏にやっと青空の土曜日。

修復が完了したCutty Sark号を見にGreenwichに行く。

茶貿易における帆船時代の終盤、19世紀の船。中国の港からいかに速く運ぶかで茶葉の値段が決まるから、重い蒸気船でなく小さな高速帆船が用いられたのだと。インド洋からテムズ川へのボートレースはとても華やかなものだったらしい。

初めて見るカティサーク号。
黒い船体に金色のラインが渋く、想像よりずっと高い柱、長い横軸、無数のロープ、直線が美しい。外周をふち取る万国旗の小ささも良い。マストを降ろした姿を想像して興奮、車やバイクに惚れ込む男の人の気持ちがわかる。このまま帆船マニアになってもおかしくないほど美しい、と思うのは青空の下、テムズ河岸で見るからだろう。博物館でこんな気持ちになったことはない。

桟橋のトンネルを歩いてテムズ河を渡りDocklandsに上陸。対岸から見る横長のグリニッジも良い。向こう側にも小野家がいそう。不思議な中州地帯を進むとだんだん緑が濃くなってきて自然公園、その先に牧場が現れる。牛、豚、馬から鶏類、小動物まで何でもいる。一円も使っていないのに何て楽しい日帰り旅行。グリニッジにロープウェーが出来たという噂が気になったが未確認のまま家路につく。

5時キックオフの欧州選手権に合わせて帰宅。ちょっと二階で片付けをしてからリビングルームを覗いたら夫と新太はソファで昼寝、鼓介ひとり静かにオランダ対デンマークを観ていた。

昼食 野菜炒めラーメン、ゆかりおにぎり

夕食 肉団子とチャイブのスープ、ガーリックトースト

児童文学と粋な劇団

ハーフタームホリデー後半。

劇場に『Tiddler』を観に行った。

原作の絵本作家ジュリア・ドナルドソンは今期のChildren’s Laureates受賞者だ。Children’s Laureatesは児童書の作者やイラストレーターに贈られる本屋大賞のようなもの。小学校には教科書というものがないが、教材に使われる作家をフォローすると面白い。常に何かが劇場で上映されているし、町の書店や地域の催しに作家本人が話をしに来たりもするので児童文学大使とも言える。

『Tiddler』はうちから電車で1時間ほどのロンドン北部FinchleyにあるArts Depotという劇場で観た。海のお話。シンプルな舞台におしゃれな男女3人組。ライティングや音楽、小道具のしかけがたくさん。凝った創作なのにモダンに見えて素晴らしかった。この粋な劇団はScamp theatreというそうだ。好きなお話の世界に行きたい願望は少女期のわたしの夢だが、良い演劇ほどに浸れる幸せってそうはないと思う。最近自分がイギリスの小学生そのものになりつつある。

昼食 力うどん(鼓介)チキンカツ定食(わたし、新太)餃子(みんなで)Finchley Central駅近くの和食屋『だるまや』にて。定食のボリュームが今ひとつ。

夕食 ジャケットポテト、酢豚、トウモロコシと豆のサラダ

ジュビリーキャンプ

エリザベス女王即位60周年の4連休。

4家族でキャンプに行った。初めてのウエスト・サセックス。広い緑の平地が、その幅のままどーんと砂浜、海になる。大きな巻物を伸ばしたような景色だ。のっぺりのんびりしていて良い。海の向こうのワイト島も平べったかった。気持ち良さそうだったので泳いでみた。イギリスの海は冷たくて絶対泳げないと思っていたが、今までのどの海より温かかった。連休なのに海の中にはわたしたちしかいなくて最高だった。何年住んでも新しいことはまだまだある。もっと西にも行きたいな。

キャンプのご飯。昨年も同じメンバーで行き、みんなプロセスフードづくしで便秘になった経験から今回は野菜が多かった。

1日目

昼食 サンドイッチ(スモークサーモン&クリームチーズ、ハム&ブロッコリー)

夕食 パスタトマトソース(こども)ラムカレー、チキンカレー、ご飯、きゅうりとミントのヨーグルトのサラダ(おとな)

カレーはほかの家族が家で作って持って来た。いちばん上手なアンディのカレーを嫁が冷蔵庫に忘れてきてとても落ち込んでいた。ラムカレーは特大の骨付きを柔らかく煮たもの。じゃがいもも丸のまま。キャンプらしくワイルドで味も美味しい。チキンカレー担当はインスタントのルーとアンディに指摘されてムッとしていたようだった。小野家は昨年同様にご飯担当。炊きたてご飯を炊飯器に入れたまま持ち込むだけで一番楽なので今年はサラダとパスタソースも持参。

2日目

朝食 ソーセージサンド、ベーコンサンド

昼食 サンドイッチ(ハム&チーズ)

おやつ 焼きおにぎり

夕食 パスタトマトソース(こども)BBQ、ポテトサラダ、海老とコリアンダーのサラダ、キャロットケーキ(こども&おとな)

今日も新たなビーチを見つけて一日遊ぶが、キャンプ場に戻ると強風でみんなの食事場に使っていたテントが吹っ飛んでいて大落胆。急ごしらえの炊事場でBBQ。待ち時間に焼いた焼きおにぎりがこども、おとなに大好評で元気が出た。布が飛んでなくなり、フレームだけになったテントの真ん中に座ったルーカスのお父さんのサイモンが「明るくていいね」と言った。良い人だ。BBQはレモンとローズマリーでマリネしたチキンと、バーガー肉。ドイツ人マリオンのサラダが酸味が強くて旨かった。

3日目

朝食 ジャムトースト、シリアル

昼食 スパゲティ3種

夕食 カレー 屋buburのテイクアウェイ

アンディの叔父さんのお屋敷にお邪魔してパスタをごちそうになり、ロンドンで家の近くのパブまで戻ってみんなで一杯飲んでから帰った。

夜バッキンガム宮殿のコンサートをテレビで観た。最近のユニオンジャック猛プッシュはちょっと狂っている。でもエリザベス女王は相当に立派な人だと思う。幼稚園のパーティ用に作ったサンドイッチ。

太陽のしたで

おかしな長雨や低気温が急に去り、とうとうロンドンが夏になった。今年もまたタイムリーにサンダルを買えなかった。3年物のビーチサンダルだけど気持ちは前傾。体を動かしたい気分。

土曜日は家族でチャリティ・ラン出場。夫10キロ、鼓介1マイルのレースをふたりともひとケタ台ゴール。一緒に走った友達の中ではルーカスがすごく早かった。運動神経も体格も良くて何でも悠々と楽しそうにプレイする子だ。スポーツ好きもひとりひとり個性が違って面白い。わたしは新太と1マイル走った。意外に気持ちよかった。それからみんなでピクニックをして午後遊んだ。

今日は幼稚園の後に新太の友達ディラン、キリアンとピクニック。さらに放課後は学校の友達とBrockwell Parkの屋外プールに行った。昔行ったTootingのプールは氷水のようで全く泳げなかったから、イギリスの屋外で実際に泳いだのはこれが初めて。夕方の陽射しに焙られた背中を冷たい水でクールダウン。毎日来たいくらい最高。泳ぎ好きの新太にも報いてあげられて満足。プールサイドでピクニックして家に帰ってまた軽く夕飯。

zumbaも始めたし、今週末はついにキャンプでその後ハーフターム休暇に入る。

昼食 ゆで卵と潰したブロッコリーのサンドイッチ、オレンジ

夕食 サラミのサンドイッチ、焼きおにぎり、トマトとピーマンサラダ(こども)中華まん、焼き茄子おろし生姜、キャベツのスープ(大人)

 

原色レジャーランド

ウィンザーのLEGOランドに行ってきた。乗り放題券大人40ポンドこども30ポンドとディズニー級。パックツアーだとほぼ同額で2日券とホテルつき。春休みスペシャルで双子ちゃんと一泊二日してきた。

初日のハイライトはスターウォーズの館。好きなシーン(ハン・ソロと出会う酒場)を見つけたときは興奮した。園内の乗り物は移動式遊園地と大差なし。寒くてピクニックで食べる駆け足のお弁当は辛かった。Q-BOT(ファストパス。15ポンド)で回ってもぐったりと疲れた。

 

退園後、夕飯を食べにウィンザーの街まで出た。8時過ぎに疲れ切ってホテルPark Inn到着。意外にもピカッと清潔で元気が出る。双子ちゃんとは隣の部屋だったのだが、収納だと思って何の気なく開けた扉で部屋同士が繋がっていて、全員大笑いのサプライズ。翌朝のビュッフェはアジアのご飯が充実していて夫は白飯、キムチ、トムヤムクンでまず一膳、イングリッシュブレックファストでおかわりをしていた。チェックアウトが12時だったので朝食後ホテルのプールで泳ぎ、ジャグジーで温まってホテルを出た時には完全リフレッシュ、旅人の宿並みに回復した。

2日目はレゴのミニチュアワールドをじっくり観た。ロンドンの煉瓦の街並をレゴで再現するとなぜかとてもリアル。人間はフィギュアは使わず、黄色の四角いピースを顔にして作っていて、ウェールズコーナーではラグビー場でスクラムを組む人、スコットランドではエジンバラ城の城壁でタータンキルトに縞ソックスでバグパイプを吹く人などポーズも服装も楽しい。UK以外もフランスならツール・ド・フランスの自転車が田舎町を走るシーンなど名場面ばかり。

 

お土産レゴを買い、近くのファームショップに寄って車で1時間の帰り道。Park Innを振り返っては良かった良かったと言い合った。Premier Inn やHoliday Innも急に泊まってみたくなった。

100g

ハーフターム休暇の中日。双子のマックス&ルビーとテムズ河に遊びに行く。ボート乗り、ストリートパフォーマーを観て河岸を歩くデイトリップ。お腹を空かせて家に帰る。

ジェイミー・オリバーと妹の旦那のレシピを合体させたボロネーゼ。牛ひき肉とベーコンを合わせて使ってコッテリ(ジェイミー)、刻んだちんげん菜をどっさりで苦みを加え(妹の夫、本当は春菊)味見が止まらない味になる。一回に茹でるパスタの量がどんどん増える。今日はこども2人とわたしで400g。足りなかった。一人前100g説とはイタリアンのコースの中に出てくるパスタの話なのだろうか。

昼食 ハムチーズベーグル、オレンジ

夕食 スパゲティボロネーゼ

白ブライトン

週末はアロンとアナの住むブライトンで2泊。お好み焼きもっちゃんの旦那の実兄(エコハウス&ガーデンデザイナー)と嫁(ピラティス先生)夫婦である。長時間共に過ごすのが全く苦にならない波長の人たち。

真っ白な高台の地 Ditchling Beaconで夫と新太とハイキング。羊が雪の合間から草をむしっている。草のたまり場に座って食べているのもいる。眠れる体勢で食事をするのがうらやましい。サラダせんべいをマットレスにクレープを掛けてみたい。

科学フェスに行った鼓介、アロン、次男イリア、仕事後のアナと合流して魚のマーケットに行って海で遊んで帰る。ムール貝を1.5㎏、3ポンド(500円)で買う。食べるときはこどももおとなも飢えたカモメのように一気だった。

昼食 カフェにて帆立のカリフラワーソース、カリカリベーコン添え、パン(わたし)ハンバーガー(夫)

夕食 鯛とポテトのハーブグリル、ムール貝酒蒸し、ルッコラのサラダ

雪の日曜日

夜のうち雪が積もった。この街で良かったと思ういちばんの日、雪の日。ほぼ全ての公園が丘の上。公園のてっぺんからは他の丘の上の公園が見える。粒状の人々、カラフルなソリ。どこも絶好のゲレンデだ。バギーで登るのも幼子を歩かせるのも辛かった坂でびゅんびゅん滑る。今の家に引っ越した時からこの日を待っていた。公園まで1分の我が家は本日雪山ロッジ。

午後は鼓介の友達のお別れパーティ。親も子も雪の興奮をまとった人でパブは賑わっている。こどもは外で雪合戦、親は赤ワイン。全身装備でスノーボードしてきた人(親)もやっぱりいた。

東京2012 2日目

東京ディズニーランド。

夢の国では車椅子の人が一緒だと列に並ばなくて良いのであった。所定の時間に戻れば先頭に誘導してくれるので無駄な体力消耗なし。このメンバーにして十分楽しめたという魔法。

 

東京2012 1日目

いとこ再会。

 

 

仙台8日目

松島水族館と高速ボートの名勝巡り。リクガメ監督4−4−2。

 

 

仙台7日目

すごいや たけしの落語!

仙台2日目

朝食 ご飯、納豆、かれいの煮付け、ほうれん草のおひたし

昼食 新幹線で運ばれてくる回転寿司

おやつ チョコ生クリスマスケーキ

夕食 ご飯、肉じゃが(こども)、芹鍋、肉じゃが(おとな)

宮城県名取市の芹を鶏肉と一緒に食べる鍋。具はこのふたつのみ。根がシャキとして美味しいというので根付きの芹を産直所で手に入れてくれた。根付きはなかなか売っていないのだそう。葉も茎も根もさっと茹でるだけ。

東京15日目(前半最終日)

昨日は友達が羽根木の潤子ちゃん家に集合。出産祝いに駆けつけた小野家(ロンドン)、平尾家(天王寺)、木村家(駒沢)、なおみちゃん家(初対面、ニュージーランド)と、わたしたちに会いに来てくれたはずのプレイリーダー、ワカ(高井戸)。あいかわらず物の多い土屋家であちらの輪ではUNOこちらの輪ではベイブレードにお絵描き、その隙間に陣取って親達は再会トーク。大きい子チームは羽根木公園。なんだっけこの感じ、と考えていたら夫が「法事みたい」と言った。確かに元旦のおばあちゃんちみたい。東洋くん産まれてくれておめでとう、ありがとう。

解散後は神泉のホテル福田屋で平尾家と宿泊。夜はアマゾン帰りの育ちゃんが遊びに来てくれた。朝また土屋家に戻ってしょうくんとも会えた。今日はクラフトワークに熱中するこども達。鼓介は折り紙日記制作、一はチョキチョキとハサミを動かし続け針の細い細い時計を。新太が「ぴかぴか」と呼ぶ光も白い紙を豆腐状に切っては由美子に運んでいた。男だらけの平尾家末っ子すみちゃんはぬいぐるみに布団を掛けたり化粧ポーチに興味を示したり、逆境に負けず咲くナニワ女子。

一泊二日を余さず満喫。大阪に帰る平尾家が品川で山手線を降り電車の窓越しのお別れ。また会う日まで元気でいてね。一や環がひとりでロンドンに来る日もそう遠くないと夢膨らませて小野家は東京駅から仙台へ旅立つ。

では世界のみなさま、メリークリスマス!

<鼓介の日記>

12.24.2011

Yesterday I stayed in a hotel with my friend called Hajime. It was very fun because we played UNO and trump. When we finished we went to a cafe called Dennys. At Dennys  we ate dinner. Finally me and Hajime went back to the hotel. When we are just about to go to sleep, another friend came to the hotel. She gave us beautiful stones. She said we can have any two stones we want. We all got two stones and  it was time to go to sleep. At night Hajime said “ tomorrow is Christmas Eve ”.

  

東京12日目

新太の嘔吐熱が鼓介にうつった。手に大きなプレゼントの包みを下げて学校から早退してきた。明日の終業式を前にクラスのひとりづつから折り紙が贈られたそうだ。隣の席の大きい子、サッカーの好きな子、背中に『RUSH HOUR』と書いてある子など仲良くなった友達のことを話してくれる。今週から母夢の自力登下校も叶って朝マンションのベランダから緑のリュックがツツーと通りを上って曲がるのを確認するのが喜びであった。今は氷枕で眠っている。風邪は惜しいが体験入学は大成功。おつかれさま。

本日午後はディズニーランドに行く予定であったがもちろんキャンセル。朝から防寒を固めて待っていたお母さんが一番がっかりしていて「鼓介があんなに行きたがっていたのに可哀想」と何度も言う。

ふたりの体調不良のせいで月火水とわたしも昼から布団に入って本ばかり読んでいる。まだ会えていないみんなやこの後の予定を思っても焦らず肩まですっぽり怠けている。『クラクラ日記』と幸田文『台所のおと』が終わり今読んでいるのは平野レミ『ド・レミの歌』。鼓介が起きたらYou Tubeでエレクトリカルパレードを観よう。

東京9日目

さわや歌の家で起床。井の頭公園の遅い紅葉を眼におさめて上総一ノ宮の角八へ出発。大学時代の後輩同士が結婚、家業の和菓子屋を継いでいる。鼓介がどら焼きや白玉あずきを好物とするようになってから、いつか角八と思っていたのだ。

上総一ノ宮の駅で、昔ひとり旅した信濃松代を思い出す。窓の景色も田舎びてきて気持ちよく、ずっと電車の中で本を読んでいたいが降りる駅になってしまい、降りたら本の続きを読める喫茶店もすぐには見つからなさそうなのでしょうかないから目的地(あの時は真田館)へ足を向ける感じ。角八に行く途中でこんな贅沢な心持ちを思い出せて幸せだ。角八も、1歳と2歳の子育て中のふたりも想像通りだった。後輩が毎日真面目に和菓子を作って元気にこどもを育てている生活の空気。会えてうれしい、また来たい。帰り道は今日の記憶を一眼レフからユニクロカレンダーにして楽しんだ。

だが残念にもこの行楽、新太の体調不良で先に帰らねばならなかった。朝から予兆はあった、朝食のトーストを吐いのだがけろりとして熱もないので強行してしまい、東京駅から京葉線、蘇我から外房線に乗り換えるまでに眠ってしまったのを幸いに旅を進めたのだ。

行きの電車でのこと。

上総一ノ宮まであと20分のあたりで新太は軽く目覚め、バギーから出て電車の床に寝転がってしまった。二席続きの空席を探している私に中年女性が席を譲ってくれ、あらたを横に抱くとまたウトウト。そして次には「オエしたい」と騒ぎ出す。向かいに移った中年女性がその様子を勘違いしてペコちゃんのぺろぺろキャンディを二つ私にどうぞと差し出す。鼓介は嬉々としてセロファンをむしりしゃぶりつくが、新太は見向きもせず苦しそうに泣き始め、さわや歌が心配そうに離れた席からやってきた。すると女性は更なる勘違いで「ごめんなさいね気づかなくて」とペコちゃんキャンディをもうひとつさわや歌に渡す。戸惑うさわや歌と女性のやりとりの合間についに新太が嘔吐。日本の丈夫なコンビニ袋のおかげで被害は最小限であったが、あの人は最後まで新太が吐いたことを知らなかったと思う。師走の角八にとんだ菌を持ち込んでしまい、申し訳なかった。ごめんなさい。

東京7日目

午前中代官山でぐんじとハナに会う。高校時代からの塾友である。塾の名前がもう思い出せなく(確かトフル)なってきている。行きの電車の中でハナと自由が丘のラケルの話が出て懐かしかった。ラケルってあの頃素敵で美味しい店だと思ったが35歳の胃にあのオムレツはもう無理かもしれない。友達と一緒に歳をとるって楽しいなあっという幸福に持ち上げられて乗り換えの日本橋でついananを買ってしまった。

夜は実家でお母さん主催のクリスマスパーティ。なっちゃんがサンタの帽子をかぶって西葛西のラピュタのケーキを下げて帰ってきた。ななちゃんはリカちゃんハウス、新太は忍者コスチューム、鼓介は自転車を買うお金、わたしとなっちゃんはディスニーランド券をもらった。お母さんにはニッセンのフローリング調ホットカーペット3畳タイプを家族3人からプレゼント。今回の帰国は実家孝行に努めている。それでもお母さんは週末わたしちたち一家が友達のところに行くから遊びに来ないと恨めしがる。欲張りで、言わないでよいことを言う。この情の濃さから20年以上逃げてきたがお母さんも来年70歳になる。少しずつ、まずはクリスマスケーキを一緒に食べることなどから。来週は両親同伴のTDL。

朝食 手焼きレーズンパン、鶏と春菊のスープ、ヨーグルト

昼食 海老とアボカドのサラダガレット(代官山ラ・フェンテ)

夕食 たらば蟹、のり巻き、フライドチキン、クリスマスケーキ

東京5日目

鼓介の小学校と新太の保育園が両方落ち着いて、面会、買い物に時間がまわるようになった。午前中に有楽町のロフトと無印へ。2店舗ともワンフロアに欲しい物が全部あってとても買いやすい。新ルミネも便利。

2時過ぎに鼓介が学校から戻り、和菓子屋でみたらしとあん団子を買い食いして新太のお迎え。実家でななちゃんと合流して夕飯。夕方から夫と落語に出かける。そば屋の呼び声に誘われて江戸に行く。あーもっと聞きたい。

落語の後はさわや歌夫妻とガード下の居酒屋へ。

朝食 トースト、キウイ、ヨーグルト

昼食 せんべい

夕食 海老フライ、ポテトサラダ(実家にて)もつ鍋、焼き鳥、ほたるイカの沖漬けなど(居酒屋にて)

東京3日目

鼓介、小学校に体験入学。見送った時は泥を飲まされる人のような顔であったが給食の後のお迎え時には元気に笑っていた。同じ1年1組にあらたくんという友達がいて嬉しかったそうだ。何が心の灯になるかなどわかったものではない。こどもらしくて良い。

わたしも20年ぶりに全校朝礼なるものに参列したが長かった。6年生がマラソン大会の感想を台の上で発表した。『・・・私はあらためて応援の素晴らしさを知りました。』素晴らしいという語彙はどのように身に付くのだろう。

放課後ローソンで鼓介に約束のカルピスを買う。おやつにシュークリームも買う。新太に渡したら食べ方を知らずいきなり握りつぶす。拳からあふれたクリームを猫のように食べた。

朝食  手焼きパン、絹さやとえのきの味噌汁

昼食  鮭ご飯、カリフラワースープ、ミックスベジタブルオムレツ

夕食  赤飯、餃子、筑前煮

 

<鼓介の日記>

Saturday 10th December Today, I went to seven eleven. Seven eleven is a fantastic shop.

Monday 12th December Today, I went to Lawson. I bought a bottle of drink.

東京2日目

朝食

出前寿司の残り、手焼きパン

ななちゃんの幼稚園のクリスマス会観覧。プログラムに『うらしまたろう』とあったので♪昔昔 浦島は〜♫の元気な歌声を楽しみにしていたが、2011年のURASHIMAたちは、玉手箱をもらって♫開けっちゃおうかな ど〜しよっ? 開けっちゃおうかな ど〜しよっ!?♩♫っとプリキュア調で腕組みポーズ。

昼食

ご飯、しらす、明太子、トマトスープ、帆立刺身(実家にて)

石神井のおじいちゃんの家に両親、妹一家、小野家で挨拶。

夕食

焼肉(安楽亭にて)

東京1日目

昼前に西葛西到着。

昼食

牡蠣フライ(わたし)、とんかつ(夫、こども)

恐竜公園の境内にて小学生白熱のトレカ交換を目撃、見とれる。午後スーパー銭湯。鼓介、新太と従姉妹のななちゃんはみんな男湯へ。

夕食

出前寿司。

フリータイムをつくるには

いよいよ金曜の出発が迫ってきた。

今回は東京滞在が短いにも関わらず、鼓介の小学校体験入学、家族や妹のこども(3歳)との触れ合いなどで西葛西から買い物に上京できるのはわずか数日。ユニクロと無印で終わってしまうかもしれないので欲しいと決まっているものはネットでショッピングを済ませて行くことにした。これでいいのだ。

本日オーダー済

・鼓介スニーカー(アシックス19.5cm、20cm)、新太スリッポン(Hush hush 16cm)

・クレヨンハウス ぐりとぐらカレンダー、がまくんとかえるくんシリーズ2冊

・忍者コスチューム(新太に実家からクリスマスプレゼント)

今から出発までにオーダーするもの

・LLBeanトート エクストララージ

その他 スリッパをメインにベルメゾンから一便。

昼食

ハム・チーズサンドイッチ、オータムチャツネ、ポテトフライ、温野菜

夕食

ターキーのひき肉スパゲッティ(こども)

ラムシャンクとポテトのハーブグリル、パン(おとな)