ヨーカン長屋の日記

日暮れにたどる小野家の食卓

カテゴリーアーカイブ: ロンドン南東

Tube Walk

テムズ河南岸、Rotherhithe駅から地下鉄の線路を歩くイベントに参加。鉄道技術者のブルネル親子、コーンウォールの炭坑夫達、工事の犠牲になった人など産業革命期の亡霊に出会う楽しいツアー。線路を歩くわくわくと、19世紀の時代が前進するそわそわした感じは似ていたと思う。トンネルの上の川は、昔も今もずっしり重い。開通後はときどき電車を止めて、上流階級の人が中でパーティーをしたり博覧会の会場に使ったりしたそうだ。
photo (79)
photo (80)
photo (81)
Jones_Banquet-in-Thames-Tunnel-held-on-10th-November-1827

聖夜の薬

12月24日
wonderfulという言葉はクリスマスに生まれたのかなと思うこの季節。今年もロンドンで迎える楽しい聖夜。

クリスマスイブの午後はBattersea Arts Centreに “Good Neighbour”を観に行った。

記憶喪失の主人公ジョージに頼まれて、観客が古い劇場の中を探検する参加型の劇。屋根裏の女、思い出管理人、喋る電灯などに出会ってジョージのことを尋ねて回る。やがて古い新聞から1909年12月20日に劇場近くで火事があったこと、その現場にジョージがいたことが判る。火事は実話で隣人を助けて亡くなった実在の人がいたそうだ。

ジョージの過去を探す中で、観客も記憶の奥から何かを引っ張り出して温め、また大切にしまうという作業を数回行う。だんだん心が柔らかくなる。小さい扉の向こうに『笑いは最良の薬』という英語の諺が隠れていた。この一年楽しいことも新しいこともたくさんあったが、ほんとうに心配事が多かった。来年も大事な人たちのぶんまでたくさん笑おう。

クリスマスプレゼント、セット完了。おやすみなさい。

Battersea Arts Centre


photo (24)

昼食 肉まん、焼きおにぎり、ふのりの味噌汁
夕食 ケールとベーコンのスパゲティ、バニラアイス

ハロウィーンの市民

冬時間になったイギリスは、ここから暦の催しが目白押しで年末まで座ってお茶を飲む暇がない。

毎年その幕開けがハロウィーン。
仮装してDevonshire Road の原生林にコウモリハンティングに行き、行き帰りに近所の家を回ってお菓子をもらう。

ハロウィーンはアメリカの習慣なのでイギリスにここまで根付いたのはほんの最近のことらしい。素晴らしいのは一般住民の方々で、本当に怖い魔女の格好でこども達を待機してくれたり、玄関でスモークを焚いたり怖い音を流したり、路駐中の車からゾンビが飛び出したり、オープンカーに棺桶を乗せて町内を走ったりしてくれる。普通のお婆さんが出てきた時に一瞬「本物・・・」という空気が流れておもしろかった。

私は毎年のことながら潤子ちゃんにもらった黒のドレスでアイラインをぎっちり引いて行ったのだが、大人もこどもも今年は目立ってガイコツ、ゾンビや血しぶきを浴びた白衣など醜い路線が多かった。顔を作るのもみんな上手だ。鼓介の同級生の女の子(海賊の亡霊)は、友達に名前を呼ばれてメイク失敗と落ち込んでいた。私と夫はサダ子と落ち武者でいくべきだったと思う。事実イギリス人の子にも「日本の幽霊になったよ」と先を越されている。来年こそは番町皿屋敷にならなければ。ダンボールで井戸も作らねば。

昼食 卵サンドイッチ、にんじんスティック
夕食 照り焼きチキン、ごはん、じゃがいもと人参の味噌汁

いくたびも雪の深さを

今年もロンドンに雪が降った。

金曜の登校時に降り出てあっという間に舗道が白くなった。積もるか、積もるか、窓の外と天気予報をにらんでついに午後3時、よし、と弾んでそりのしたくに屋根裏に上がる。放課後Blythe Hillに滑りに行った。

本日土曜。夫とこどもが朝も早々からそりを引いて出て行く。わたしが遅れて着いた頃には滑り飽きて、雪だるま製作をはじめる。

photo (76)

周りで何組、何家族と同じことをしているので昼近くには一帯が雪だるまの集会のようになった。完成を機に一時下山。ロッジ風の昼食を挟んで午後は友達と合流してまた滑った。こどものそりは軽くて速い。流星のようにぴゅーんぴゅーんと丘を飛ぶ。今年は新太も自力で頂上に戻って来るようになり、ぼうっとしていると運動不足で足が凍る。夕方は積極的に下まで迎えに行って体を温めた。

photo (77)

予報は明日から来週前半にかけて量は少ないがまだ降ると出ている。

今日一日で一気に削られた斜面が朝には白く甦っているのかどうか。

おやつ チキンラーメン・ミニ(こども)、白玉ぜんざい、きな粉白玉

昼食 ローストチキン レモン風味、ローストポテト、ブロッコリー

おやつ ハムとチーズのホットサンド、ホットチョコレート

夕食 玉子そば

サーモンはピンク

双子ちゃんママ、まりちゃんからお正月のお誘い。

まりちゃんは料理が大好き。今回は鮮魚を仕入れて元旦に刺身を食べようという企画により今朝、魚河岸Billingsgateに買い出しに行った。4時に始まり9時に閉まる卸売市場だ。早目に行こうと5時半に出発。6時過ぎには着いたというのに目あての刺身用鯛、まぐろなどは売り切れ。その代りに新鮮な鮭を丸一尾、たったの12ポンド(1,500円)で買った。体長60㎝ほどで、重さといい体の丸さといいエコバッグごしの感触が赤ちゃんのようで、スリングに鮭を入れて歩くところや、不思議の国のアリスの赤ちゃんが豚でなく魚だったら、と想像する。

ほかに牡蠣25個、生海老1kg、蟹2杯、帆立12枚を購入して全部で40ポンド少々(5,500円)。漁師汁など飲めたらねえと話していたが、その場で食べられる物は想像通りフィッシュ&チップスしかなかった。

家に帰ってからまりちゃんが鮭をさばいてくれた。みごと、サーモンピンク。鼓介と新太が起きてきて鮭のカマで遊び始める。恐がりの鼓介もこういうものは平気らしく鮭の口を開けて歯や舌を観察。魚に舌があるなんて考えたこともなかった。切ったそばから食べた刺身、醤油の皿一面に脂の玉。そのあと骨の部分を焼いて味噌汁を作ってみんなで朝ご飯を食べた。

photo (59) photo (57)

朝食 鮭の骨身塩焼き、大根おろし、ゆで海老、ご飯、ほうれん草とエノキの味噌汁

昼食 トマトパスタ(こども、夫)、茹で蟹(わたし、夫)

夕食 蟹のクリームスパゲティ(わたし、新太)、ニラ卵炒め、ほうれん草の味噌汁、納豆、ご飯(夫、鼓介)

クロスロード

クリスマスが明け、冬休み中盤に入る。

amazonで買った鼓介のギターのネックが太すぎて返品、買い直しのためHither Greenのギターショップに行く。

Hither Greenは郊外に行くときに通る小さな町だ。町といっても人家が密集した地域の一脈に、間に合わせみたいな店が数軒。静かな商店街を外れまで下ると大通りにぶつかる。歩行者がほとんどおらず高速道路に向かう車で交通量が急に激しくなる。この埃っぽい交差点にギターショップとTriumphのバイクショップが隣接したブルース・スポットがある。真ん中にアンティークの暖炉ショップがある。

その気になっていた店 “South Inn”に入る。天井からぶら下がった水色のフェンダー、桃色リッケンバッカー、つやつやのグレッチに驚く鼓介の顔は鳩のよう。ぐるりと見渡してこれが自分のサイズだな、と指したのはレスポール・ジュニアであった。ゆっくり眺めたいところだったが店主は唯一のお客であるわたしたち親子にギター史を講義するつもりもないらしく、早く向かいの系列音響ショップ“Tune Inn”に戻って仲間とお茶の続き楽しみたい様子であった。手短に3/4サイズのギターを試してLaurenという製品を55ポンドで買った。縁までペッタリ塗った黒いギター。玩具のようだが鼓介は気に入ったらしく、日記に「黒いギターをかった」と書いてあった。店で一番好きだった色はサンバーストだそうである。

photo (58)

朝食 トースト、ヨーグルト、ミューズリー

昼食 ニラの卵とじスープ、肉まん、海老まん

夕食 豚汁、納豆、キムチ、ご飯、ケールのニンニク炒め

焼き肉YAMI

冬休み一日目。

数日前とうとう英国永住権を取得。パスポートが無事返却され、新しい永住VISAの指紋カードもが届いた。今日はKタウンNew Maldenで永住権のお祝いに焼き肉ランチを食べる。日本語教師コースの同級生くもとくんが「10ポンドで満腹」と教えてくれた『YAMI』にて。カルビ2人前、プルコギ2人前、韓国餃子、鶏スープ定食、海鮮スープ定食を食べて46ポンド(6,500円)。確かに安い。わたしはカルビとスープでお腹がいっぱいになりプルコギは食べ切れなかった。ランチ定食はほとんど5ポンド。これは安い。鼓介に肉という字を教えてあげようと思った。

続いて大型食品店に向かう。満腹のせいで購買欲が鈍化しているがクリスマス前後に食べたい素食と、お正月のための買い出し。大根、蓮根、里芋、にら、蒟蒻、ほうれん草、エノキ、柿、キムチ、そば1kg、薄切り肉(牛・豚)、切り餅1.5kg、海苔、干し昆布、納豆、米20kg、玄米5kg、豚まん、海老まん、調味料。しめて約100ポンド(13,000円)。

昼食 焼き肉『YAMI』

夕食 蓮根チーズ揚げ、ほうれん草とエノキのソテー、ご飯、いんげんの味噌汁

キャロル独唱

夜、鼓介とOne Tree Hillの教会にクリスマス・キャロルを聞きに行った。

小学校の保護者と先生の合唱団。6年生の合唱。指揮者とソロの歌い手男女各1名は客員のようだった。

このソロの男性が良かった。人間は所詮、管と袋であるという言葉通りに肺と腹を声帯を操って管楽器のように音を出す人だった。今までオペラやシャンソンの歌手は扇情的で苦手だったが聴き方を間違えていたのかもしれない。人間チューバに感動。でも人を感動させようとしてあのように歌ったわけではないと思う。自分という袋の中側を外に返す作業を、己を知る、磨く、演じるの三段階で成就している。こういうことのために人生があるんだな。スタイルじゃない、コンセプトじゃない。ヒューマニティ。

イギリスでは合唱や演劇は小学生から人気の習い事だ。形から入れる楽しさがあるし、体を動かす、声を出すっていう行動主義なところがいい。自分の器を小さいうちから使い込んでいくことの大事さがよくわかる。いろいろなことがシンプルになってきた最近。わたしも自分の輪郭をなぞって次はどの辺を磨いてみようか考え中。

夕食:スパゲティカルボナーラ、ミンスパイ

愉しい秋の夜

ロンドン歳時記、行事の多い秋から冬。

まず10月最終週は小中学校が一週間秋休み。10月31日のハロウィンと11月4日大たき火・5日の花火祭(ガイ・フォークス・ナイト)。この二大イベントが近過ぎる。アメリカの祭りの割り込みだから仕方ない。小野家も仮装が好きな次男、お菓子が楽しみな長男を連れて地元のハロウィンに行った。仮装して夜の原生林を懐中電灯で歩くという催し。寒いので大人はワインやりんご酒、かぼちゃのスープを買って飲む。夜みんなで外で集まるのはこどもも大人も楽しい。

大たき火の夜は共同農園に集まった。最近マックス&ルビーの家とルーカス&エスミの家が一緒に始めた地域の菜園だ。土地を共有している人たちみんなで、2mくらい木を積み上げてぼうぼうと燃やす。畑の余りものを色々投げ込んでいる。セージやオレガノなどハーブの香りが籠っている火でバーガーやソーセージを焼いて食べる。それからマシュマロを枝の先に刺して焙って食べる。表面の砂糖焦げがおいしい。最後に打ち上げ花火を30発くらい上げておしまい。

Tracey%2520001   photo (68)   photo (70)

11月中旬は小学校のインター・ナショナル・ビュッフェ。各家庭持ち寄りの料理を並べて食べる全校行事。これも夜。きれいに飾られた体育館に各自マイ皿、マイフォーク持参で集まる愉しい行事。わたしが寿司を届けたのがちょうど校長先生のいただきますの挨拶の最中だったが、こどもが「寿司キター」と群がって一瞬で消えた。わたしが食べておいしかったのはルーマニアの肉キャベツ(ロールキャベツ)スープ。それと、ポーランドのレシピで辛いビーツのスープ。ビーツの季節だ。

11月下旬は鼓介のクリスマス劇。これも2日連続の夜公演。3年生『インドの神様』(鼓介のクラス)、『かいじゅうたちのいるところ』4年生『やさしい巨人』『ドリーム・キャッチャー』5年生『アリスの夢』『オズの魔法使い』6年生『真夏の夜の夢』『シンデレラ』。

そして11月最後を飾る夫の誕生日。鼓介は「お父さんはipad3を欲しがっているよ」と一生懸命だったがプレゼントは靴にした。pointerのスウェード。街で下見、ネットで買って贈ったが大きすぎてサイズ交換中。同サイトで自分用に買ったスニーカーは早々と届いて履いている。当日ネット不調でケーキのレシピがわからず、全くどんぶり勘定で製作。丸型にできあがってよかった。

さあ英国は一気にクリスマス!

誕生日 ラムカレー、ビーツと人参のサラダ、梨のケーキ

photo (69) photo (67)

帆船、トンネルの向こう

気温が上がらない夏にやっと青空の土曜日。

修復が完了したCutty Sark号を見にGreenwichに行く。

茶貿易における帆船時代の終盤、19世紀の船。中国の港からいかに速く運ぶかで茶葉の値段が決まるから、重い蒸気船でなく小さな高速帆船が用いられたのだと。インド洋からテムズ川へのボートレースはとても華やかなものだったらしい。

初めて見るカティサーク号。
黒い船体に金色のラインが渋く、想像よりずっと高い柱、長い横軸、無数のロープ、直線が美しい。外周をふち取る万国旗の小ささも良い。マストを降ろした姿を想像して興奮、車やバイクに惚れ込む男の人の気持ちがわかる。このまま帆船マニアになってもおかしくないほど美しい、と思うのは青空の下、テムズ河岸で見るからだろう。博物館でこんな気持ちになったことはない。

桟橋のトンネルを歩いてテムズ河を渡りDocklandsに上陸。対岸から見る横長のグリニッジも良い。向こう側にも小野家がいそう。不思議な中州地帯を進むとだんだん緑が濃くなってきて自然公園、その先に牧場が現れる。牛、豚、馬から鶏類、小動物まで何でもいる。一円も使っていないのに何て楽しい日帰り旅行。グリニッジにロープウェーが出来たという噂が気になったが未確認のまま家路につく。

5時キックオフの欧州選手権に合わせて帰宅。ちょっと二階で片付けをしてからリビングルームを覗いたら夫と新太はソファで昼寝、鼓介ひとり静かにオランダ対デンマークを観ていた。

昼食 野菜炒めラーメン、ゆかりおにぎり

夕食 肉団子とチャイブのスープ、ガーリックトースト

太陽のしたで

おかしな長雨や低気温が急に去り、とうとうロンドンが夏になった。今年もまたタイムリーにサンダルを買えなかった。3年物のビーチサンダルだけど気持ちは前傾。体を動かしたい気分。

土曜日は家族でチャリティ・ラン出場。夫10キロ、鼓介1マイルのレースをふたりともひとケタ台ゴール。一緒に走った友達の中ではルーカスがすごく早かった。運動神経も体格も良くて何でも悠々と楽しそうにプレイする子だ。スポーツ好きもひとりひとり個性が違って面白い。わたしは新太と1マイル走った。意外に気持ちよかった。それからみんなでピクニックをして午後遊んだ。

今日は幼稚園の後に新太の友達ディラン、キリアンとピクニック。さらに放課後は学校の友達とBrockwell Parkの屋外プールに行った。昔行ったTootingのプールは氷水のようで全く泳げなかったから、イギリスの屋外で実際に泳いだのはこれが初めて。夕方の陽射しに焙られた背中を冷たい水でクールダウン。毎日来たいくらい最高。泳ぎ好きの新太にも報いてあげられて満足。プールサイドでピクニックして家に帰ってまた軽く夕飯。

zumbaも始めたし、今週末はついにキャンプでその後ハーフターム休暇に入る。

昼食 ゆで卵と潰したブロッコリーのサンドイッチ、オレンジ

夕食 サラミのサンドイッチ、焼きおにぎり、トマトとピーマンサラダ(こども)中華まん、焼き茄子おろし生姜、キャベツのスープ(大人)

 

先生ありがとう

わたしはカード作りが好きだ。いちばん良いアドレナリンが出る。贈る相手は日本語講師のみほ先生。East Dulwichのサークル『どんぐりクラブ』の4代目先生を勤めてくれた人だ。明日で最後の授業となる。こども達からのカードを収納するフォルダーを作った。贈る人がいる、思い出があるって幸せなこと。

昼食 黄色ピーマンのピューレとベーコンのパスタ、ローストポテト

夕食 鮭グリルとルッコラのバルサミコ和え、ご飯、白菜の味噌汁

新太4歳

小野家のルーキー、新太のバースデーウィーク。

幼稚園の友達と先週ピクニックパーティをした。陽気にあげられて急にやる気になってしまった。前日に呼ばれた子のプレゼント達がクリスマスのラッピングペーパーや事務用封筒に包まれてきて面白かった。イギリスでは包装は家庭で行う。新緑、寿司、レモネード、しゃぼん玉。気温20℃を超えたら青空でものり巻きの断面の鮭やキュウリでも、何でも色が濃くくっきりとして季節のエナジーフルチャージ。鼓介の時と全く同じ小麦粉、バター各300gの限界レモンケーキでお祝い。

4月3日誕生日当日はKew Gardenで東日本震災祈念セレモニーに参加。被災地のこどもが持ってきたケヤキを植樹。30mにも育つそうだ。合唱団による『翼をください』。指揮の人がみなさんもご一緒にと言ったけれど大きな声で歌っていたのは自分ひとりだったように思う。新太も鼓介も泣きながら歌うわたしに驚いていた。日本庭園は桜が満開。家の周りでも今年は桜の花がたくさん視界に入る。匂いもする。

帰宅後夫を待ってファミリーパーティ。ケーキの後でわたしたちからスクーターを贈呈。「これ、あらたに!?」と弾むリアクションの数々で楽しませてもらった今年の誕生日週間の千秋楽。

     

昼食 ハンバーガー弁当

夕食 じゃがいもポタージュにハムとブロッコリー丸一株を荒くつぶして混ぜたラザニア いちごのショートケーキ

やにわにサマー

仲良し双子ちゃんの誕生会。

アドベンチャープレイグラウンド貸し切りパーティ。こども30人と兄弟姉妹その家族で総勢60人くらい来ていたが敷地が広いのでみんな方々に散って伸び伸び遊んでいた。この1週間ロンドンはずっと陽気がいい。会場のお父さんお母さんも半袖、ノースリーブ。街行く人も一気にサマー。わたしは風を通す上着のつもりでセーターを着ていたが「暑くない?」と何人もに言われた。ロンドンの春夏は脱ぎ時を逃さないようにと年々慣れてきたのだがまだ太陽への反応が鈍いらしい。

誕生会の後は双子ちゃんの上でアフターアワーズ。何度もワインを買いに行き、飲んでまりちゃんのお料理を食べ、お茶を挟んでまた飲んでを3時から9時過ぎまで繰り返す。最後にお父さんチームがipad3と最新iphoneアプリの話をし始めたのを潮時に座りすぎて縮んだ下肢の運動を兼ねてみんなで立って皿洗いをした。

パンケーキ・デイ

昨日はパンケーキ・デイだった。

キリスト教徒の慣習では、この日に家にある材料を全部使い切ってパンケーキを作りみんなで食べ、翌日からイースターまで40日間の断食を行うそうだ。うちでは大量のタネを混ぜ2日間に渡って食べた。こどもでも上手に焼け、腹持ちのよい最高のおやつ。家中に広がるあの匂いの上流に神様がいるのかもしれない。イギリス人の家のパンケーキはクレープのようだが、今日遊びに来ていたルーカスはお母さんがドイツ人で、我が家と同じく5ミリ厚のきつね色、彼の言葉では蜜がチューっとしみこむタイプのパンケーキとのこと。鼓介と交代で焼き、弟と妹にも焼き、クリームを盛り、くるりと丸めて頬張る顔。蜜を吸い出しながら味わっているのかなあと想像した。

昼食 ハムとクリームチーズのサンドイッチ

夕食 スパゲティ・ボロネーゼ、パンケーキ

宮市初ゴール

ボルトンVSミルウォール観戦。宮市イギリス初ゴールを見た!

ミルウォールはロンドン南東の中堅クラブで、我が家から最も近い地元チームのひとつ。車のスクラップ工場なんかに囲まれ殺伐とした界隈、冷たい空気になじまないビールの臭いがどんどん濃くなってくるスタジアム周辺。試合中の野次罵声は、このおじさん怒鳴らずに話ができるのかなあと心配になる人ばかり。そうかといって白眼視する気にもなれないのは客席がピッチに近いから。選手が自分と同じサイズなのだ。週末のサッカーをいちばんの楽しみに生きている人が一週間働いて働いた末にあの距離で試合を観たら血も吹き上がるであろう。大衆スポーツは熱狂するためにあるのだな。そんなおっちゃん、あんちゃんに囲まれながら、声は出さずに宮市を応援。開始直後の華麗な走り込みから素晴らしいゴール。鼓介、夫、わたし、一斉に顔を合わせ熱い目を見開いて無言で歓喜。その後もボールを持つたびたった19歳の宮市に浴びせられる大ブーイング。がんばれと口元にきゅっと微笑み上る90分であった。

昼食 ベーコンポテトスバゲッティ

夕食 鶏ニラスープ、しらすご飯

イカ

ハーフターム休暇の終わりが近づく金曜日。朝はブライスヒルで自転車。新太は補助輪付きでダウンヒル疾走。マウンテンバイクわたしもやりたい。そのままオリバーの家に遊びに行く。

帰り道から日本語クラブ関連の電話が相次ぎ、夕飯の支度が面倒になって買い食いで済ませてまた電話。鼓介に「お母さんはイカだったら良かったのにねえ」と言われる。

昼食 炒飯・餃子(夫)手巻き寿司(こども。オリバーのお母さん作)

夕食’ フィッシュアンドチップス(わたし、鼓介)

雪の日曜日

夜のうち雪が積もった。この街で良かったと思ういちばんの日、雪の日。ほぼ全ての公園が丘の上。公園のてっぺんからは他の丘の上の公園が見える。粒状の人々、カラフルなソリ。どこも絶好のゲレンデだ。バギーで登るのも幼子を歩かせるのも辛かった坂でびゅんびゅん滑る。今の家に引っ越した時からこの日を待っていた。公園まで1分の我が家は本日雪山ロッジ。

午後は鼓介の友達のお別れパーティ。親も子も雪の興奮をまとった人でパブは賑わっている。こどもは外で雪合戦、親は赤ワイン。全身装備でスノーボードしてきた人(親)もやっぱりいた。

雪夜の停電

土曜日。ヨーロッパの大寒波がついにロンドン上空に広がり無気力な午後。ヒーターに張り付いてただ時間が過ぎる。夜は夫こどもに買い物を頼んで鍋をする。皿洗いの途中から雪が降り始めた。そしてこどもの就寝直前、急に家中が真っ暗になり近隣一帯が停電に。

しんしん積もる雪の明るさに見とれる午後8時。することもないので布団をかぶり暗い部屋でmacを開けて坂の上の雲最終回を観る。3年間通じて映像が良かった。3年かけてもこのシーンは削られたか〜という場面もあったが明治を眺めていたいという眼の欲求が物足りなさに勝る。楽しかった。キャストでは高橋英樹(児玉源太郎)が画面に写ると『コント二〇三高地』で乃木との再会シーンも笑ってしまった。高橋英樹じゃなかったら誰なのだろう。バルチック艦隊を撃沈したところで電力が復旧した。雪はまだ降る。明日はソリができるかな。

昼食 雑煮

夕食 寄せ鍋 薄い甘味噌の出汁に蜜柑を少しだけ絞る

水中めがねのおしゃれ

水曜の午前中はEast Dulwichのレジャーセンターで泳いでいる。

やはりここも年が明けてから人が増えてきた。おばあちゃん達が平泳ぎでレーン遊泳している。たまに水中めがねのおばあちゃんがいると必ずレンズは透明フレームは派手色。これが目がぱちくり見えてかわいい。帽子着用のきまりはない。帽子の人は少ない。今日は紫色のロングヘアーのおばさんが髪を扇状に広げて背泳ぎしていた。最後の方に気づいたのだがプールの底には端から端まで潜水しているこどものようなおじさんもいた。クロール5分、平泳ぎ15分、背泳ぎ5分してシャワーを浴びて幼稚園のお迎えに行く。

昼食 豚野菜炒め ご飯

夕食 トマトパスタ

かえるの春

幼稚園のお迎えの後、Horniman museumに行く。年間パス15ポンド(1,800円)を更新して水族館でかえるを見る。このごろここのかえるがアクティブになっている気がする。今日は産卵間近と思われる赤茶色のかえるがいた。水中におたまじゃくしが一匹みえた。水底でじっと座っているめずらしいかえるも見た。外は雨と霙が混じって寒いが季節は巡っている。地球に乗っかってかえるもおたまもわたしも回る。

夕飯を並べたら、このご飯と汁を合わせたらタイカレーだなと思った。夫が近所のスーパーからもらったパクチーがたくさんとある。今週中にもう一度作ろう。

昼食 ベーグルのクリームチーズサンド

夕食 鶏のナンプラー炊き込みご飯、野菜のココナッツカレースープ

 

篭城

お昼にさっちゃんが遊びに来た。半日家でゆっくりできて良かった。鼓介のお迎えも一緒に行った。みんなでケーキを食べてから神経衰弱をした。次は泊まっていってもらおう。

夕方、兄弟喧嘩と鼓介の口答えが頭にきて料理を放り出し、寝室に篭城してやった。オイオイと泣いてすがってくる鼓介に気分を逆撫でられ、頑に部屋から出ない。新聞とレシピ本を読み心を鎮静。ようやくドアを開けてやる。和解の瞬間から新太の名演技。夕飯の時間も大きな声で「これおいしいなあ」を繰り返す。お昼も全く同じもの食べたのに。

夜スポンジケーキを焼いた。わたしは卵湯煎派。シャロンの家の古いオーブンに比べたらずっと楽になった。ボウルに残った生地をカップケーキの型で焼いて明日こどもにあげようと思ったけど食べてしまった。

昼食

ごぼうの炊き込みご飯、梅干しととろろ昆布のすまし汁、芽キャベツのガーリックソテー

夕食

ごぼうの炊き込みご飯、スイートポテトのキャラウェイロースト

月曜日

月曜日。

今週はさっちゃんが火曜に遊びに来て、水曜が夫の誕生日。日本行きまで2週間を切り忙しくなりそう。鼓介はクリスマスカード書きを始めた。

朝、えみこさんの家でどんぐりクラブのクリスマス会の準備。プレゼントのラッピングと折り紙のサンタを折る。幼稚園の後に車で買い物に行く。夕方マックスが遊びに来て特大ハンバーガーをひとり2個づつ食べる。バンはバゲットなのでお腹にぎっしり詰まったはず。残った合い挽き肉はワインとトマトで煮込んで冷蔵庫へ。

朝食

トースト(ママレード、いちごジャム)、カリフラワーのミルクスープ、ヨーグルト

昼食

バゲット

夕食

自家製バーガー、スティックベジタブル(こども)

ハンバーグ、りんごとセルリアックのバター炒め、人参スープ(おとな)

出会って4年

午前中TKmaxにお土産ショッピング。新太を迎えに行った後ラッピング。今日も自転車に乗って帰る途中から3時まで新太は熟睡。ここまで素顔に帽子眼鏡で、午後2時過ぎてからシャワー、着替え、化粧、鼓介お迎え。

夜、アレックスの7歳誕生日を祝いに行く。プレゼントはハリーポッターのレゴ。2歳半で知り合った時アレックスと鼓介には多くの共通点があったのだが今は文化系VSスポーツ系で全く別の小学生ライフ。でも高校くらいで同じ何かに夢中になってそうな気もする。楽しみだ。

9時に帰って明日のクリスマスフェアの寿司の用意をする。すし酢を煮立てて炊飯器のタイマーをセットして寝る。

朝食

トースト(クリームチーズ、はちみつ)、温野菜、ヨーグルト、ブルーベリー

昼食

ホワイトチョコ(わたし)

ハム、カリフラワー、からし菜のサンドイッチ(夫)

おやつ

ハムサンド(こども)

夕食

ピザ(わたし、こども ジェイムス作ジェイミー・オリバーの生地)、チョコレートケーキ

野菜炒め蕎麦(夫)

まぐろの刺身を

午前中にEast Dulwichのスポーツセンターに泳ぎに行く。通り道の郵便局で日本宛の手紙二通投函。新しいゴーグルを着用。20mプールを自由形、平泳ぎ、背泳の順で各10分ずつ泳ぐ。レーンで泳いでいるのは私を入れて4人で、私以外はゴーグルなしキャップなしで顔出し平泳ぎのおばあさん。コースロープで区切った向こうではベビースイミングのクラスを行っている。母子集団の中におじいさんと孫の組み合わせが一組みえる。

軽くなった体でLardship Laneの魚屋に向かう。地元スーパーの鮭、鮭、鱈、鱈に飽きたらここ。まぐろの刺身とタラコと、一回量がパウチパックになったイカスミを購入、全部で約£10(1,300円)。タラコはイングリッシュソーセージ3本サイズで£5(650円)。鱈をあれだけ消費するのだからタラコだって安いのだ。迷わず購入。粒の食感はぼんやりしているが、十分美味しい。昼はそのまま、夜は焼きタラコにした。イクラ、筋子はタラコの半分の量で倍の値段する。

幼稚園のお迎えのあと友達の家で遊ばせてもらう。夕方ルーカスの家に鼓介を迎えに行く。クリスマス会の劇の配役が決まり、鼓介はロバ、ルーカスは羊飼いになったそうだ。

昼食 タラコご飯、魚のクリームソース、根菜のカルダモンロースト

夕食

ルーカスの家にてイングリッシュソーセージ、ローストポテト、ブロッコリー(こども)

まぐろの刺身、焼きタラコ、春菊のサラダ、じゃがいもの千切りバター炒め、ナスと玉ねぎの味噌汁(おとな)

ガイ・ホークス・ナイト

9時起床。夫と鼓介・新太はすでにサッカーに出かけている。コーヒーを温めてバターパンを食べる。窓を開け、家中を歩きながら床の上のものを拾い元の場所に片付ける。近所の店に卵を買いに行く。

12時、鼓介達キャスを連れて帰宅。トマトパスタをみんなで食べる。

フレンドシップ・ケーキを焼く。10日間寝かせたタネに卵、砂糖、小麦、サラダ油をを混ぜてオーブンへ。りんごとくるみを混ぜた。いつものスポンジケーキと違う酸っぱ甘い匂い。

2時、新太の友達の誕生パーティへEast Dulwichへ。鼓介も呼んでくれたのでふたりを残して夫と近くのパブへ一杯飲みに行く。ケーキカットの時間に戻ってお茶をいただく。

6時、ガイ・ホークスナイトの花火を見にCrystal Palaceへ。駅でマックス&ルビー、ルーカス、キャスと待ち合わせて電車に乗る。花火会場は移動式遊園地が来ている。一昨年は幻想的だと思ったのだが、今年は爆音、光線、速度全てがバキバキで30代後半ローキーな我々すっかり置いてきぼり。みんなで乗ったUFOの回転スピードは殺人的で体が痛かった。降りたらちょうど、ひとつふたつと花火が上がり始めた。こちらは2、30年は向上していないと思われる素朴さでほっとする。第一部だけを見て8時過ぎに皆で会場を出る。第二部は大人の花火の時間らしい。ほとんどの人は残るのでCrystal Palace駅は静かだ。駅舎は古い聖堂のようで美しい。花火の余韻で浮かれるこどもの声が天井に吸い込まれる。人気のないプラットフォームとこの興奮が面白くなったのであろうマリオンとダイアナが明日日曜はBrickLaneにわたしのお好み焼きを食べに行こうと話している。

9時前に家に着く。鼓介は遊び疲れて意識を失いながらも律儀に着替えと歯磨き。新太はすでにバギーで入眠。軽くご飯、昼間焼いたケーキを食べる。

昼食

トマトのアンチョビパスタ

夕食

サンドイッチ、チップス(こども)

お茶づけ、豆腐とからし菜のサラダ(おとな)

フレンドシップ・ケーキ