ヨーカン長屋の日記

日暮れにたどる小野家の食卓

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ハラヘリ日記

先タームの終盤に、それまで何年間も平和であった小3男子に突然変化が訪れた。
仲良しグループの分裂や派閥争いなど全く予期しなかったことで驚いたが小3男子それぞれの目覚めはある意味たくましいなあと感心もした。鼓介もこの波を乗りこなそうと懸命にバランスを取っている。人間、体幹が大事だ。

さて、そんな心の隙間を埋める絶好のタイミングで新しい趣味『モンスター図鑑』なるものが彼の中で大ブームとなっている。モンスターのプロフィールを考え、絵を描き、命名する。例えば一ツ目のクマのお化けで名前はボブ。本人は無意識に描いているようなのだが、どのモンスターも食べ物を入れたかごをぶら下げている。かごの中身は動物をベースにしたモンスターの場合は木いちごなど果物が多く、あるときは焼きたてのパンが美味しそうに描かれていた。

ハーフターム休暇中の日本語日記も同様に鼓介の脳内マップ丸見えで面白かった。今年は夏が遅くて寒いのにずっと冷たい蕎麦が食べたい、冷たい蕎麦いつ作ってくれるのと言われ続けて本日ついに20℃超え、念願を叶えてあげることができた。良い休暇の最終日となってよかった。

5月25日(日)
キャンプに行って野球をしてあそんだ、13たい13だった。楽しかった。カレーウドンがキャンプの中で一番。ねている時かにが顔をさした。いまでも顔がまだ痛い。

キャンプの食事
夕食:カレーライス(こども)BBQ(おとな)キムチうどん、カップラーメン(おとな夜食)
朝食:パン、シリアル(こども)キムチ雑炊(おとな)
昼食:カレーうどん

6月3日(月)
今日おかあさんとあらたとナチュラルヒストリーミュージアムに行った。きょうりゅうをたくさん見た。たのしかった。そのあと公園に行った。公園ですなであそんだ。七時にかえった。夜ごはんではじめてしょうがをおいしいとおもった。
昼食:ごま塩おにぎり、ブロッコリー
夕食:素麺、野菜炒め

春うまれ ぞろぞろ

一ヶ月遅れであらたの誕生会を行った。パーティにテーマを設けるロンドン式にて「折り紙パーティ」。近所のボーイ&ガールスカウトの建物を借りて友達12人を招いた。

折り紙パーティは、こども達に折り紙を選ばせてごく簡単ないぬ(4回折るだけ)ネコ(いぬの応用)などを作る。男の子には忍者(これも4折)が大人気。その後こども達はパス・ザ・パーセルというゲームに移る。これはお菓子や小さなおもちゃをひとつ紙に包み、その上からまたひとつ包み、と何重にもサプライズを包んだ小包(パーセル)を用意する。こどもは丸く座って、音楽に合わせてパーセルを隣にパスしていく。自分のところで音楽が止まったら一番上を剥がして出てきたものをもらえる。親のひとりが音楽をかけたり止めたりするだけ、こどもはあめ玉ひとつで大喜び。一番楽なパーティゲーム。

ふつうはパス・ザ・パーセルを眺めながら会場に残った親達がお茶やワイン飲んで歓談しているのだが、この日は、折り紙から軽食へとセットチェンジするテーブルの隅で、おとなが引き続き折り紙に熱中。鼓介に習った上級編の手裏剣を折ろうとして、2枚同じ向きに折ってはいけないことを知らずに、はまらない、はまらないと騒いでいる。教えてあげたら完成させてスッキリしていた。
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みんなに囲まれてろうそくを消す瞬間はとても特別な気持ちなのだ。新太は夜寝る時にもその興奮を思い出してウフフーと笑っていた。

日本から戻って1ヶ月半の間にこれを含めて誕生会が5回。そのうち3回はもっちゃんち(もっちゃん、夫、夫の兄)で、1回はさっちゃん。春の人たち、みんなおめでとうございます。

昼食 ローストチキン、豆腐の味噌汁、パン
夕食 ハムとごまの炒飯

サーモンはピンク

双子ちゃんママ、まりちゃんからお正月のお誘い。

まりちゃんは料理が大好き。今回は鮮魚を仕入れて元旦に刺身を食べようという企画により今朝、魚河岸Billingsgateに買い出しに行った。4時に始まり9時に閉まる卸売市場だ。早目に行こうと5時半に出発。6時過ぎには着いたというのに目あての刺身用鯛、まぐろなどは売り切れ。その代りに新鮮な鮭を丸一尾、たったの12ポンド(1,500円)で買った。体長60㎝ほどで、重さといい体の丸さといいエコバッグごしの感触が赤ちゃんのようで、スリングに鮭を入れて歩くところや、不思議の国のアリスの赤ちゃんが豚でなく魚だったら、と想像する。

ほかに牡蠣25個、生海老1kg、蟹2杯、帆立12枚を購入して全部で40ポンド少々(5,500円)。漁師汁など飲めたらねえと話していたが、その場で食べられる物は想像通りフィッシュ&チップスしかなかった。

家に帰ってからまりちゃんが鮭をさばいてくれた。みごと、サーモンピンク。鼓介と新太が起きてきて鮭のカマで遊び始める。恐がりの鼓介もこういうものは平気らしく鮭の口を開けて歯や舌を観察。魚に舌があるなんて考えたこともなかった。切ったそばから食べた刺身、醤油の皿一面に脂の玉。そのあと骨の部分を焼いて味噌汁を作ってみんなで朝ご飯を食べた。

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朝食 鮭の骨身塩焼き、大根おろし、ゆで海老、ご飯、ほうれん草とエノキの味噌汁

昼食 トマトパスタ(こども、夫)、茹で蟹(わたし、夫)

夕食 蟹のクリームスパゲティ(わたし、新太)、ニラ卵炒め、ほうれん草の味噌汁、納豆、ご飯(夫、鼓介)

愉しい秋の夜

ロンドン歳時記、行事の多い秋から冬。

まず10月最終週は小中学校が一週間秋休み。10月31日のハロウィンと11月4日大たき火・5日の花火祭(ガイ・フォークス・ナイト)。この二大イベントが近過ぎる。アメリカの祭りの割り込みだから仕方ない。小野家も仮装が好きな次男、お菓子が楽しみな長男を連れて地元のハロウィンに行った。仮装して夜の原生林を懐中電灯で歩くという催し。寒いので大人はワインやりんご酒、かぼちゃのスープを買って飲む。夜みんなで外で集まるのはこどもも大人も楽しい。

大たき火の夜は共同農園に集まった。最近マックス&ルビーの家とルーカス&エスミの家が一緒に始めた地域の菜園だ。土地を共有している人たちみんなで、2mくらい木を積み上げてぼうぼうと燃やす。畑の余りものを色々投げ込んでいる。セージやオレガノなどハーブの香りが籠っている火でバーガーやソーセージを焼いて食べる。それからマシュマロを枝の先に刺して焙って食べる。表面の砂糖焦げがおいしい。最後に打ち上げ花火を30発くらい上げておしまい。

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11月中旬は小学校のインター・ナショナル・ビュッフェ。各家庭持ち寄りの料理を並べて食べる全校行事。これも夜。きれいに飾られた体育館に各自マイ皿、マイフォーク持参で集まる愉しい行事。わたしが寿司を届けたのがちょうど校長先生のいただきますの挨拶の最中だったが、こどもが「寿司キター」と群がって一瞬で消えた。わたしが食べておいしかったのはルーマニアの肉キャベツ(ロールキャベツ)スープ。それと、ポーランドのレシピで辛いビーツのスープ。ビーツの季節だ。

11月下旬は鼓介のクリスマス劇。これも2日連続の夜公演。3年生『インドの神様』(鼓介のクラス)、『かいじゅうたちのいるところ』4年生『やさしい巨人』『ドリーム・キャッチャー』5年生『アリスの夢』『オズの魔法使い』6年生『真夏の夜の夢』『シンデレラ』。

そして11月最後を飾る夫の誕生日。鼓介は「お父さんはipad3を欲しがっているよ」と一生懸命だったがプレゼントは靴にした。pointerのスウェード。街で下見、ネットで買って贈ったが大きすぎてサイズ交換中。同サイトで自分用に買ったスニーカーは早々と届いて履いている。当日ネット不調でケーキのレシピがわからず、全くどんぶり勘定で製作。丸型にできあがってよかった。

さあ英国は一気にクリスマス!

誕生日 ラムカレー、ビーツと人参のサラダ、梨のケーキ

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おねえちゃんの里帰り

さわや歌が遊びに来ていた。

ロンドン小野家訪問も3回目ということで、美術館、マーケットやイギリスの田舎町への興味もさほどでもないローキー滞在。本人曰く里帰り。わたしの方が浮かれてオペラのチケットを取ってしまった。オペラハウスは期待通り歌舞伎鑑賞の雰囲気があってよかった。『魔笛』は堅い題名の印象からほど遠い楽しいお話で『魔法の笛』と呼ぶ方が適切だねとい言い合った。ほかの日は夫の会社の近くのShoreditchやいつも行く海Whitstableなど馴染みの場所に一緒に行った。

さわや歌はウクレレを日本から持ってきて家で弾いていた。

そして今日鼓介が学校に行っている間に日本に帰っていった。鼓介がどうして帰ったかというので仕事があるからと答えたら「ああ〜ウクレレ?」「それは趣味だよ。さわや歌はオフィスで働いている」「何してるの?タイピング?」「さわや歌はボス?」と次々に質問が来た。はじめ同居人、そして居候、今新婚OL、未来はウクレレのボスかもしれない。おねえちゃんはユーラシア上空。またきてね。みんなもきてね。

昼食 イワシのディル&チリソテー、ズッキーニとバジルのサラダ、パン(さわや歌、わたし/Green and Blue)

夕食 キャベツとベーコンの炒め物、ひじきご飯、豆腐の味噌汁

サンデー島の夏休み

オークニーから帰って来た。

サンデー島の南西端にあるロージーの家から反対側の端までが車で10分。人も家もほとんどない。

島は横から見ると抹茶タルトのようだった。海抜が低く、土地が薄く平らで、砂の地盤、黄色い岩層、草の緑の層。大きな木がない。広い海も彼方まで遠浅。視界に凹凸というか、腰高以上のものがほぼ出現しない。小麦畑を歩いていたら大きな犬の背中を歩いているようだった。同じ場所を夜散歩したら月の明かりでシシ神さまだった。貝の取れる海に連れて行ってもらった。水が引いて光る砂の上を見渡せる限り歩くことができ、月面で潮干狩りしている感じがした。

海で泳いだらアザラシが少し離れたところで泳いでいた。止まるとアザラシも海面から顔を出す。泳ぐと平行して着いてくる。

ロージーもその彼もベジタリアンなので食料は庭の菜園からと、ロージーの焼くパン。ごちそうとして島の魚介類。蟹は身も旨みも詰まって美味しいのが毛蟹サイズで1.5ポンド!潮干狩りで取ったcocklesという貝は蛤の身を小ぶりにしたような上等の味。貝肉はそれほど厚くないが、袋の中にたっぷり水分を含む性質のようで、一粒ごとに海の味がして久しぶりにとろけるような幸せを味わった。セスと夫が魚も釣ってくれた。淡白で柔らかい青魚を頭からバリバリ食べたら恐がりのロージーの彼がギョッとしていた。

遅く起きてご飯を食べ、海に行き、ご飯を作る以外全く何もしない生活。学生時代から休暇は隠遁派で、中学高校は箱根のおばさん、大学になったら沖之永良島の曾祖父母のところへと通ってはボーッとしたものだが、またそういうぴったりくる場所に辿り着いたのが嬉しいと思った夏休み。

冷やし中華

Finchleyのまどかちゃんの引越しを手伝うつもりで覗きに行った。

ちょうどオリンピック灯火のリレーがまどかちゃんの町を通っていった。

地域を代表して走るランナーのリストに草食顔のスポーツ少年12歳が載っていたので楽しみにしていたが、わたしたちが見たのは別の女性だった。駅伝のように数キロおきに次の走者が立っているのかと思ったら、全員を乗せたバスが先頭を走って、交代ポイントで次の走者が降りてくるようだ。それにしてもあまりの暑さで炎がゆるい。コンクリートの熱を感じたのはいつぶりか。

日本人エリアならではのおいしい和食弁当をご馳走になる。結局何も手伝わずに遊んで帰って来てしまった。

帰宅後は女子サッカーをTV観戦。夫は早目に家に戻っていた。明日のスペイン戦はもちろん、オリンピック中は積極的に在宅勤務するらしい。職場の周りの交通事情が落ち着かないのだと。試合後の興奮で庭に出るこども達。がんばれ日本。

昼食 和食弁当(わたし、こども)、クスクスとラタトゥユ(夫)

夕食 クスクスとラタトゥユ(こども)、冷やし中華、干しえびのサラダ(おとな)

前から試そうと思っていたスパゲティを中華麺に変える裏技(重曹)実践。これは便利で美味しい。7mm以下でまた作ろう。

ムーンライズ・キングダム

夫とさっちゃんとGreenwichに観に行った。
スカウトボーイと文学少女、不良の初恋。
客席中が主役、あのころの自分状態だったのでは。
恋のシーンは若いふたりに雄叫びを上げそう。いいなあ。
昨夜のブックグループでは「良い本はみんな暗い」という話になり、人が死なない名作が思い浮かばなくて盛り上がったのに比べて、この話の楽しかったこと。ハッピーエンドは映画に限る。
昼食 Greenwichで公園角のイタリアン。ムール貝のトマトスパゲティ(わたし)茄子とズッキーニのペンネ(夫)チーズニョッキ(さっちゃん)
夕食 鶏と白菜のあんかけ、大根の味噌汁、ねぎのピクルス、ご飯

祝、村上春樹

第三回ブックグループ。

『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』。

「イラッとする文」で終わらされたらどうしよう、と不安だったディスカッション。あまり不安だったので村上春樹の名誉のため自作のストーリーマップを持参。これが受けて終わってみれば大盛り上がり。

ハードボイルドワンダーランド章のSFアドベンチャーに乗り切れずギブアップの人も数名、「ブレイクポイントを越えたらあとは止まらなかった」という人も何人も。それが案外、この人には村上ワールドわからないかもと予想していた人だったりして面白かった。世界の終わり章はこっちだけ読んだらラブストーリーだというわたしの再発見に多くの賛同を得て大満足。人の内面を知るのは楽しいし、同じ感覚の友達を見つけるのはいつでも最上の喜び。この感動が生きる勇気のみなもとだ。ようやく、頻繁にそれが起こる段階に達しつつあって嬉しいと思う。

次回課題図書は『グレイト・ギャッツビー』。

夕食 ローストポテト、海老とマッシュルームのソテー、ガスパッチョ

ジュビリーキャンプ

エリザベス女王即位60周年の4連休。

4家族でキャンプに行った。初めてのウエスト・サセックス。広い緑の平地が、その幅のままどーんと砂浜、海になる。大きな巻物を伸ばしたような景色だ。のっぺりのんびりしていて良い。海の向こうのワイト島も平べったかった。気持ち良さそうだったので泳いでみた。イギリスの海は冷たくて絶対泳げないと思っていたが、今までのどの海より温かかった。連休なのに海の中にはわたしたちしかいなくて最高だった。何年住んでも新しいことはまだまだある。もっと西にも行きたいな。

キャンプのご飯。昨年も同じメンバーで行き、みんなプロセスフードづくしで便秘になった経験から今回は野菜が多かった。

1日目

昼食 サンドイッチ(スモークサーモン&クリームチーズ、ハム&ブロッコリー)

夕食 パスタトマトソース(こども)ラムカレー、チキンカレー、ご飯、きゅうりとミントのヨーグルトのサラダ(おとな)

カレーはほかの家族が家で作って持って来た。いちばん上手なアンディのカレーを嫁が冷蔵庫に忘れてきてとても落ち込んでいた。ラムカレーは特大の骨付きを柔らかく煮たもの。じゃがいもも丸のまま。キャンプらしくワイルドで味も美味しい。チキンカレー担当はインスタントのルーとアンディに指摘されてムッとしていたようだった。小野家は昨年同様にご飯担当。炊きたてご飯を炊飯器に入れたまま持ち込むだけで一番楽なので今年はサラダとパスタソースも持参。

2日目

朝食 ソーセージサンド、ベーコンサンド

昼食 サンドイッチ(ハム&チーズ)

おやつ 焼きおにぎり

夕食 パスタトマトソース(こども)BBQ、ポテトサラダ、海老とコリアンダーのサラダ、キャロットケーキ(こども&おとな)

今日も新たなビーチを見つけて一日遊ぶが、キャンプ場に戻ると強風でみんなの食事場に使っていたテントが吹っ飛んでいて大落胆。急ごしらえの炊事場でBBQ。待ち時間に焼いた焼きおにぎりがこども、おとなに大好評で元気が出た。布が飛んでなくなり、フレームだけになったテントの真ん中に座ったルーカスのお父さんのサイモンが「明るくていいね」と言った。良い人だ。BBQはレモンとローズマリーでマリネしたチキンと、バーガー肉。ドイツ人マリオンのサラダが酸味が強くて旨かった。

3日目

朝食 ジャムトースト、シリアル

昼食 スパゲティ3種

夕食 カレー 屋buburのテイクアウェイ

アンディの叔父さんのお屋敷にお邪魔してパスタをごちそうになり、ロンドンで家の近くのパブまで戻ってみんなで一杯飲んでから帰った。

夜バッキンガム宮殿のコンサートをテレビで観た。最近のユニオンジャック猛プッシュはちょっと狂っている。でもエリザベス女王は相当に立派な人だと思う。幼稚園のパーティ用に作ったサンドイッチ。

男親共同生活

三連休最終日。Blythe Hillの公園で鼓介の同級生ルシアンと待ち合わせ。途中で雨が降って来たのでコーヒーに誘われて初めて家にお邪魔する。

ルシアンは両親が離婚していて定期的には週1回、あとは不定期に時々お父さんの家で暮らしている。遊びに行ったのはお父さんの家の方。むさ苦しい住まいを想像していたのに、どうしてどうして素敵なお宅。大きなビクトリアンハウスをお友達とシェアしている。友達のところにも別れた奥さんとの子2人が来るのでミニマム2人から最大5人の生活だそう。台所と食卓は共同だが、このスペースが広い。家の中はモダンブラジリアン・アートの本がいっぱいだ。興味深い。ガラス天井のダイニングで庭を眺めながらコーヒーをもらう。庭には蓋をしたジャグジーがあって雨がプツプツ当たっている。「パイプが詰まって全然使えない。中はナメクジだらけだよ」というお父さんの言葉がこの日一日中、繰り返し思い出された。

昼食 クラッカー、ベーグル(おとな)チーズトースト(こども)

夕食 豚バラとニラの炒め蒸し、オクラ納豆、ご飯、大根の味噌汁

燃える瞳

ロンドンは丸2週間雨が続いている。

お好み焼きお休みの日曜日。マックスとルーカスと一緒に初めてのボーリングに行く。こどもチームはゲームの前半は滑り台みたいな玉転がし台を使って投球していたが、後半から新太以外のお兄ちゃん達は自分で投げるようになった。大人も隣で自分たちのゲームに忙しかったから放っておいた。重い玉を運んでレーンに入れる姿はバグズ・ライフのようだった。

ボーリングの後、横のゲームセンターで1回ずつエアホッケーをさせてあげた。鼓介の隣に立って至近距離でプレーを眺めていたらもの凄い眼球の速さで円盤を追っている。勝ち負けに熱くなる性質ではあるが実際こんなに芯から燃えているのだ。場違いな発見で得した日だった。

昼食 ニラ雑炊

夕食 チキン入りクスクス、フェンネルサラダ、ローストポテトとアスパラガス

アンディ・アンド・ザ・パイレーツ

来月学校の「クイズナイト」に出場することになった。

「クイズナイト」はパブでもよく看板を見る。イギリス定番の社交娯楽のようだ。保護者6人が1チームになってエントリーする。戦力外だとは思うが誘われて断るのもつまらないので行ってみることにした。申し込みに行ったわたしがチーム名をつけた。『アンディ・アンド・ザ・パイレーツ』にした。マックス&ルビーのお父さんのアンディがジョニー・デップに似ていることに由来する。アンディはイギリス生まれ。ミャンマーの血を引いていて褐色に黒髪、黒い瞳。ハンサムだが飄々とした面白い人である。異国の文化が好きで優しい。ロンドンにいていいのはこういう人に出会えることだ。サバサバした嫁のダイアナとともにずっとお世話になっている。

そのアンディ一家がうちにラーメンを食べに来た。夫が手羽先から丸一日煮込んだ醤油スープ。おいしかった。半熟煮卵付き。臭いから好きかどうか聞いてから入れたらと夫に言ったメンマはアンディもダイアナも大好きだった。繁殖が旺盛な竹は建築素材にはもちろんのこと、メンマが地球の非常食材にもなるそうだ。飲みながらわたしの『LIfe in UK』のテキストでクイズナイトの練習をした。政治問題はダイアナもわたしと似たようなものだった。

昼食 ローストビーフとスティルトンブルーチーズのサンドイッチ、ほうれん草の塩ソテー、コンソメスープ

夕食 醤油ラーメン、ニラ豚炒め、サラダ柚胡椒ドレッシング、冷や奴

春のおきゃくさま

前夜からさっちゃんが泊まっている。午後夫の友人一家が遊びに来るのでEast Dulwichの魚屋に行く。欲しかったアサリもイワシも売り切れ。代りにと思ったマテ貝は、前に並んでいたおばさんが買うのを見たら高すぎた。悩んだ最後になんだか色々買ってしまった。夕飯直前にさっちゃんが電車の指定予約があるから帰らなければいけないとなりお弁当を持って行ってもらった。入れ替わりに近所の友達がきれいな青緑のオリーブとアーティチョークをお土産に参入。「オリーブのサファイヤ、いやエメラルド」と喋りながらまたみんなで延々と食べた。

昼食 赤ピーマンピューレの野菜リゾッット

夕食 まぐろアボカド丼、ムール貝とキャベツのワイン蒸し、鶏セージ焼き、アスパラとトマトのグリル、にんじんサラダ、蟹サラダ、海苔の味噌汁

新太4歳

小野家のルーキー、新太のバースデーウィーク。

幼稚園の友達と先週ピクニックパーティをした。陽気にあげられて急にやる気になってしまった。前日に呼ばれた子のプレゼント達がクリスマスのラッピングペーパーや事務用封筒に包まれてきて面白かった。イギリスでは包装は家庭で行う。新緑、寿司、レモネード、しゃぼん玉。気温20℃を超えたら青空でものり巻きの断面の鮭やキュウリでも、何でも色が濃くくっきりとして季節のエナジーフルチャージ。鼓介の時と全く同じ小麦粉、バター各300gの限界レモンケーキでお祝い。

4月3日誕生日当日はKew Gardenで東日本震災祈念セレモニーに参加。被災地のこどもが持ってきたケヤキを植樹。30mにも育つそうだ。合唱団による『翼をください』。指揮の人がみなさんもご一緒にと言ったけれど大きな声で歌っていたのは自分ひとりだったように思う。新太も鼓介も泣きながら歌うわたしに驚いていた。日本庭園は桜が満開。家の周りでも今年は桜の花がたくさん視界に入る。匂いもする。

帰宅後夫を待ってファミリーパーティ。ケーキの後でわたしたちからスクーターを贈呈。「これ、あらたに!?」と弾むリアクションの数々で楽しませてもらった今年の誕生日週間の千秋楽。

     

昼食 ハンバーガー弁当

夕食 じゃがいもポタージュにハムとブロッコリー丸一株を荒くつぶして混ぜたラザニア いちごのショートケーキ

やにわにサマー

仲良し双子ちゃんの誕生会。

アドベンチャープレイグラウンド貸し切りパーティ。こども30人と兄弟姉妹その家族で総勢60人くらい来ていたが敷地が広いのでみんな方々に散って伸び伸び遊んでいた。この1週間ロンドンはずっと陽気がいい。会場のお父さんお母さんも半袖、ノースリーブ。街行く人も一気にサマー。わたしは風を通す上着のつもりでセーターを着ていたが「暑くない?」と何人もに言われた。ロンドンの春夏は脱ぎ時を逃さないようにと年々慣れてきたのだがまだ太陽への反応が鈍いらしい。

誕生会の後は双子ちゃんの上でアフターアワーズ。何度もワインを買いに行き、飲んでまりちゃんのお料理を食べ、お茶を挟んでまた飲んでを3時から9時過ぎまで繰り返す。最後にお父さんチームがipad3と最新iphoneアプリの話をし始めたのを潮時に座りすぎて縮んだ下肢の運動を兼ねてみんなで立って皿洗いをした。

鼓介7歳

3月19日(月)鼓介7歳の誕生日。放課後友達7人と誕生会。親友キャスが熱で欠席で残念だったがそれでも賑やかなパーティとなった。

<催し物> ベイブレード・トーナメント、箱の中身を触って当てるWhat’s in the box?。

こどもの感触は鋭くて、サッカーのスパイク、すねあて、トレーディングカード、玉ねぎ、サングラス、ワニの模型、洋梨、マグカップ、手袋をほぼ一発で当てた。玉ねぎなんかは指が薄皮に触れたか触れないかの間に即答した。

<食べ物> 海苔巻き(エビマヨ胡瓜、アボカドサーモン、サーモン胡瓜)、ガーリックトースト、ピザ、フルーツ、ポップコーン、レモンケーキ

<プレゼント> ニンジャゴスピナー×2、探偵キット、太陽系の模型工作セット、絵つなぎロンドンカード、イングランドのユニフォーム、サウンドゲーム(以上友達から)アーセナルのアウェイユニフォーム、F50、チャンピオンズリーグボール、バルセロナのタオル、ベイブレード(以上親族から)FA杯のトットナム対ボルトン父子観戦。

 

 

わたしと夫はイベント後にすぐアフターミーティングを行う癖があるが、今回は楽しかったねと大満足。ミニマル&リラックスで良かったな。もらうプレゼントの数もちょうどいい。来年はまたどんと青空パーティにしてもいいな。

来週はこの人のパーティ。

 

 

ミュージックルーム

先月スクールママの誘いでブックグループに入ってみた。今年の英語上達プロジェクトだ。

ブックグループでは同じ本を一定期間で読んで意見交換をする。欧米では社交の場として人気のスタイルらしい。

第一回目の課題図書は英国小説『The Music Room』。古城に暮らす家族。重度の癲癇持ちの兄と末っ子である主人公。話は面白いのだが、美しい文章が綴る情景描写と兄の事件の割合が3:1で三島由紀夫がサラサラになったような難読書である。全200ページの残りが80ページで来週木曜ミーティング。この土曜の晩に夫が飲みに出かけ、こどもが寝静まり絶好の読書タイム到来だが、何とも勢いのいる本なのでまずレモンケーキなど焼き、すらすら読める魔法のコーヒーと思いながらサイフォンを沸かしている。

昼食 炒飯(わたし)、ドライカレー(夫)、ピザとふりかけご飯(こども)
夕食 炒飯、素麺、アボカドサラダ

100g

ハーフターム休暇の中日。双子のマックス&ルビーとテムズ河に遊びに行く。ボート乗り、ストリートパフォーマーを観て河岸を歩くデイトリップ。お腹を空かせて家に帰る。

ジェイミー・オリバーと妹の旦那のレシピを合体させたボロネーゼ。牛ひき肉とベーコンを合わせて使ってコッテリ(ジェイミー)、刻んだちんげん菜をどっさりで苦みを加え(妹の夫、本当は春菊)味見が止まらない味になる。一回に茹でるパスタの量がどんどん増える。今日はこども2人とわたしで400g。足りなかった。一人前100g説とはイタリアンのコースの中に出てくるパスタの話なのだろうか。

昼食 ハムチーズベーグル、オレンジ

夕食 スパゲティボロネーゼ

白ブライトン

週末はアロンとアナの住むブライトンで2泊。お好み焼きもっちゃんの旦那の実兄(エコハウス&ガーデンデザイナー)と嫁(ピラティス先生)夫婦である。長時間共に過ごすのが全く苦にならない波長の人たち。

真っ白な高台の地 Ditchling Beaconで夫と新太とハイキング。羊が雪の合間から草をむしっている。草のたまり場に座って食べているのもいる。眠れる体勢で食事をするのがうらやましい。サラダせんべいをマットレスにクレープを掛けてみたい。

科学フェスに行った鼓介、アロン、次男イリア、仕事後のアナと合流して魚のマーケットに行って海で遊んで帰る。ムール貝を1.5㎏、3ポンド(500円)で買う。食べるときはこどももおとなも飢えたカモメのように一気だった。

昼食 カフェにて帆立のカリフラワーソース、カリカリベーコン添え、パン(わたし)ハンバーガー(夫)

夕食 鯛とポテトのハーブグリル、ムール貝酒蒸し、ルッコラのサラダ

バーンズナイト

1月25日スコットランドの伝統のバーンズナイト。『蛍の光』の詩人ロバート・バーンズの誕生日をウィスキーとハギス(羊の腸に麦とスパイスを詰めた料理)で祝う日。

今日はアネリーズの家に招かれてハギスを食べた。お土産にしようと思った海苔巻きは鼓介と友達に食べ尽くされ、手ぶらでタータンチェックのスカートで行った。スコットランドの人は家ごとにタータンのパターンを持っているらしい。

わが家ではダイニングルームにイギリスの地図を掛けている。スコットランドは広い。面積は島の3分の1を占め、広いな感は東北地図の岩手県の印象をスケールアップした感じ。一昨年スコットランド南西部を訪れた時、荒涼とした広い広い草地に心の景色を見てしまった気がした。自分が裏返しになったような。日本や世界の各国で美しい景色は数多く見たがあんなサイケ体験はなかった。

家に帰ると夫はまっすぐ二階に上がってベッドイン。こどもを寝かせたあと急に喉が渇いて洋梨を2つとりんごを1つ食べた。

昼食 じゃことオクラの蕎麦、おにぎり

夕食 スモークサーモン、海老マヨ海苔巻き(こども)ハギス、ローストポテト&パースニップ(おとな)

おまんじゅう少女

火曜日。

放課後、鼓介が友達の家に遊びに行った間にやよいさんの家に寄る。アッサリあんこのどらやきをごちそうになる。ほのちゃんは7歳。どんどんきれいになるのに、デザートのカップヨーグルトの蓋をめくり、つるんとした表面に小指を沈めてみたりしている。それを見たやよいさんが「わけのわかんないおまんじゅうさんだねえ」と言った。

頂き物のブラックタイガーで夕食を考える。スーパーで思いつく料理をひとつにしぼりきれず、えびのココナッツカレー、エビチリ、えびとアボカドのサラダの材料を全部買って帰った。今日は茹で海老で、明日のお弁当をエビチリにしよう。カレーは週の後半に。

 

昼食 ポテトマカロニグラタン

夕食 えび入り湯豆腐、なすとアスパラの田楽、オクラじゃこ和え、ご飯

東京15日目(前半最終日)

昨日は友達が羽根木の潤子ちゃん家に集合。出産祝いに駆けつけた小野家(ロンドン)、平尾家(天王寺)、木村家(駒沢)、なおみちゃん家(初対面、ニュージーランド)と、わたしたちに会いに来てくれたはずのプレイリーダー、ワカ(高井戸)。あいかわらず物の多い土屋家であちらの輪ではUNOこちらの輪ではベイブレードにお絵描き、その隙間に陣取って親達は再会トーク。大きい子チームは羽根木公園。なんだっけこの感じ、と考えていたら夫が「法事みたい」と言った。確かに元旦のおばあちゃんちみたい。東洋くん産まれてくれておめでとう、ありがとう。

解散後は神泉のホテル福田屋で平尾家と宿泊。夜はアマゾン帰りの育ちゃんが遊びに来てくれた。朝また土屋家に戻ってしょうくんとも会えた。今日はクラフトワークに熱中するこども達。鼓介は折り紙日記制作、一はチョキチョキとハサミを動かし続け針の細い細い時計を。新太が「ぴかぴか」と呼ぶ光も白い紙を豆腐状に切っては由美子に運んでいた。男だらけの平尾家末っ子すみちゃんはぬいぐるみに布団を掛けたり化粧ポーチに興味を示したり、逆境に負けず咲くナニワ女子。

一泊二日を余さず満喫。大阪に帰る平尾家が品川で山手線を降り電車の窓越しのお別れ。また会う日まで元気でいてね。一や環がひとりでロンドンに来る日もそう遠くないと夢膨らませて小野家は東京駅から仙台へ旅立つ。

では世界のみなさま、メリークリスマス!

<鼓介の日記>

12.24.2011

Yesterday I stayed in a hotel with my friend called Hajime. It was very fun because we played UNO and trump. When we finished we went to a cafe called Dennys. At Dennys  we ate dinner. Finally me and Hajime went back to the hotel. When we are just about to go to sleep, another friend came to the hotel. She gave us beautiful stones. She said we can have any two stones we want. We all got two stones and  it was time to go to sleep. At night Hajime said “ tomorrow is Christmas Eve ”.

  

温かな夜

幼稚園から一緒の双子マックス&ルビーの家にご飯に呼ばれる。

ルーカス&エスミ兄妹も来てクリスマス前の楽しい夕べ。アンディの豚ローストは皮がパリッとして中は柔らか、お皿とフォークとナイフが下げられてからもみんないつまでも手を伸ばしてつまんでいた。今年一年この2家族とは本当によく遊んだ。2度の夏キャンプ、無数の平日と週末の公園、夜のパブ。鼓介の幼稚園時代にダイアナと仲良くならなかったらわたしのロンドン生活はだいぶスカスカだっただろう。いつもは隠れている猫のビリーが今日はよく姿をみせた。各家庭このクリスマスのプレゼント計画はスターウォーズレゴ、ニンジャゴ、スケートボードなど。最後はDJアンディのディスコタイムでこども達は半裸でダンス。来年のルビーはもう脱がないかもしれないな。

夕食

ローストポーク&ベジタブル

月曜日

月曜日。

今週はさっちゃんが火曜に遊びに来て、水曜が夫の誕生日。日本行きまで2週間を切り忙しくなりそう。鼓介はクリスマスカード書きを始めた。

朝、えみこさんの家でどんぐりクラブのクリスマス会の準備。プレゼントのラッピングと折り紙のサンタを折る。幼稚園の後に車で買い物に行く。夕方マックスが遊びに来て特大ハンバーガーをひとり2個づつ食べる。バンはバゲットなのでお腹にぎっしり詰まったはず。残った合い挽き肉はワインとトマトで煮込んで冷蔵庫へ。

朝食

トースト(ママレード、いちごジャム)、カリフラワーのミルクスープ、ヨーグルト

昼食

バゲット

夕食

自家製バーガー、スティックベジタブル(こども)

ハンバーグ、りんごとセルリアックのバター炒め、人参スープ(おとな)

出会って4年

午前中TKmaxにお土産ショッピング。新太を迎えに行った後ラッピング。今日も自転車に乗って帰る途中から3時まで新太は熟睡。ここまで素顔に帽子眼鏡で、午後2時過ぎてからシャワー、着替え、化粧、鼓介お迎え。

夜、アレックスの7歳誕生日を祝いに行く。プレゼントはハリーポッターのレゴ。2歳半で知り合った時アレックスと鼓介には多くの共通点があったのだが今は文化系VSスポーツ系で全く別の小学生ライフ。でも高校くらいで同じ何かに夢中になってそうな気もする。楽しみだ。

9時に帰って明日のクリスマスフェアの寿司の用意をする。すし酢を煮立てて炊飯器のタイマーをセットして寝る。

朝食

トースト(クリームチーズ、はちみつ)、温野菜、ヨーグルト、ブルーベリー

昼食

ホワイトチョコ(わたし)

ハム、カリフラワー、からし菜のサンドイッチ(夫)

おやつ

ハムサンド(こども)

夕食

ピザ(わたし、こども ジェイムス作ジェイミー・オリバーの生地)、チョコレートケーキ

野菜炒め蕎麦(夫)

すし太郎

土曜日。

午前中鼓介は夫とサッカーに、新太はわたしとプールで泳ぐ。新太は心の底から喜んでくれるので少々寒くても笑顔見たさに行ってしまう。

この週末限定でHilly Fields Parkにスケートリンクができると聞いてお昼ご飯の後ボーイズが出かけて行く。現地で友達家族と待ち合わせて夕方みんなでうちに帰って来る。日本からもらったすし太郎を初めて使ってちらし寿司を作るが、もうこれなしで作れないほど簡単でびっくりした。上に茹でいんげん、錦糸卵、海老を乗せただけ。みかこさんの手作り豆腐で揚げ出しを作って味付け卵を入れる。味卵はロンドンの友達に大人気。

先にこどもにピザとおにぎりを食べさせてさあ大人の番という時にマックスが双子のルビーにドアで指を挟まれるアクシデント。爪が剥がれてあえなく早期撤収となり慌ててちらし寿司をタッパーに入れて送り出す。

仕切り直してご飯を食べ始め、飲み、喋って晩秋の夜は更ける、と思ったらたったの6時?イギリスの冬の暗さに笑う。マリオンのお土産のケーキは直径24㎝くらいあったのに6人のこどもたちがもう一切れ、もう一切れと戻ってきてあっという間に残り4分の1以下。急いで大人5人で切り分ける。ドイツ人のマリオンに日本ではコンビニでもバームクーヘンを売っているよと教えてあげた。

8時近くにマリオンがルーカスとエスミを連れて帰り、残ったアネリーズ一家と更に飲む。長男のタイコと鼓介も昔はよく遊んだが今は次男のディランと新太の気がすごく合っていて、幼稚園でいつも一緒。3歳児が幸せだととても平和。静かすぎて水泳の疲れが海ぼうずのように押し上げてきたころ、帰り支度となり「また月曜にね」と送り出した15分後に電話。車が動かないとのこと。ロードサービスを呼ぶ間、三男とアネリーズがうちで待機。残りの二人は乗った瞬間寝てしまったのでジェロが車に残る。毛布を運んでお茶を入れる。2時間後に修理の人がきても結局直らずタクシーを呼んで帰っていった。今夜無傷だったのはマリオン一家のみ。無事家に着いて眠っていることを祈る。

昼食

ベーコントマトパスタ

夕食

ピザ、すし飯おにぎり、ケーキ(こども)

ちらし寿司、揚げ出しと卵のおでん、からし菜と大根のサラダ、ケーキ(おとな)

ボロネーゼ・ボロネーゼ

新太を幼稚園に送った後バスでEast Dulwichのプールに行く。

バス停で、キャスのベビーシッターのイヴァに会って同じバスに乗る。もしもシリーズ、ベビーシッターがブリトニー・スピアーズだったら?が現実になっちゃったような人だ。校庭でもぴか一輝いているが近くで見ても顔のパーツ全部がかわいい。

プールで30分泳ぐ。背泳ぎで体の裏の筋肉を使う。ねじれの動きが気持ちいい。

幼稚園にお迎えに戻り、ケイトの家でお昼にスパゲティ・ボロネーゼをごちそうになる。今日はたまたま夕食もボロネーゼに決めていた。こどもに人気のボロネーゼは立て続けに食べることになる可能性が高いメニュー。夕食はルーカスが5分で完食、鼓介は4回、新太が2回お代わりをした。

昼食

スパゲティ・ボロネーゼ

夕食

パスタ・ボロネーゼ

じゃがいもといんげんのバターソテー(おとな)

ガールズツアー

アメリカから夫の友人が来ている。有名な技術者らしい。会議出席が目的の訪英というので、奥さんのロンドン観光のお供をすることにした。IT妻の女子会は10時にLondon Bridge集合。リクエストは「アフタヌーンティ」「洋裁好きのお母さんに生地を」の二点。

10:00 London Bridge

11:00 Westminster寺院とBig Ben

11:30 Baker Street – Marylebone Highstreet

12:30 昼食

2:00  Liberty

4:30  Fortnum&Mason

まずはLondon BridgeからボートでWestminsterまで移動。IT妻あさみちゃんはさっそくi-phoneで撮影開始。名所や古い建物が大好きだそうで案内の張り合いを感じる。 Big Benを見て地下鉄でBaker Streetに行くと突如あさみちゃん推理小説ファン発言。シャーロック・ホームズの駅を嬉しそうに撮影。Marylebone Highstreetのインテリア雑貨、こども服など寄って、午前中のハイライトである大きな手芸屋さんへ。あさみちゃんの存在を忘れてレース、りぼん、コサージュなどに熱中。日本への里帰りも近づいているので、みんなの顔が浮かんでしかたがない。長い時間をかけて色々選んだが、自分もどれかひとつ欲しい、いや、やっぱり全部欲しい、でも全部あげたい!と逆巻く気持ちにザワザワしながら店を出る。お昼はわたしが魚好き、あさみちゃんが揚げ物好きということでFishworksというシーフードレストランに入る。生ガキ・海老のスープ・ハーブとフェンネルのサラダ・フィッシュ&チップス。ワイン1杯飲んでひとり£20(2,500円)。フィッシュアンドチップスは衣が軽く、量も半分ずつでちょうど良い。海老スープはしょっぱい。

食後は生地を求めてLibertyへ。テューダー様式の建物にふたりで「ハウステンボスみたい〜」と興奮。こうして女子と来るとリバティはやっぱり最高にかわいい。環と優にリパティプリントワッペンを購入。あさみちゃんも目的を果たし、晴れてFortnum&Mason へ移動する。

Fortnum&Masonでアフタヌーンティまで1時間お土産ショッピング。バラのジャムが人気だと聞いたので妖精のジャムだと言って環にあげよう。賛美歌オルゴール付きのクリスマスのビスケット缶を鼓介と新太と日本の友達に。家に帰ったらクリスマスキャロルのCDを出そう。弾みでリースも購入。£20(2,500円)。ドライオレンジとスパイスの定番。本当は大きなツリーの飾りなのだと思う。ロンドンに来た年の冬から引き延ばし続けたものを買ったのだ。買い物は勢いだ。

予約時間になり人生初のアフタヌーンティへ向かう。最上階のレストランは窓が小さく食べ物の色を引き立てない照明、中高年趣味のインテリア、ノンアイロン素材の制服、どれをとってもデパートの食堂。素敵ではないが懐かしくてよい。お母さんに連れて来てもらったなあ。さてあさみちゃんお待ちかね、スコーン、ケーキ、サンドイッチの3段トレイでアフタヌーンティ登場。すごい量だが9割完食。意外な感動は紅茶のほう。リサーチを仕事にしている友達からおすすめされたダージリンファーストフラッシュ、これは台湾で飲んだ東方美人の味がする!最近夫と紅茶、日本茶に飽きたから美味しい中国茶が飲みたいと話していたのだ。海を越えてつながっているお茶の味に感動。それにしてもひとり£40(5,000円)、セミナーの価格。

最後はバスに乗ってロンドン塔まで行き、夜のタワーブリッジを渡ってLondon BridgeのHiltonまであさみちゃんを送って別れた。久しぶりに女子パワーを使った楽しい一日。クリスマスと日本行きのスイッチも入った。いよいよだ。Libertyで諦めた£130のピンク×グレーのボーダーのウールマフラーのことを考えながら電車に乗ってHonor Oak Parkの家路についた。

歓びの歌

週一で新しいことをしようと思い、火曜は新太の幼稚園でガーデニングのボランティア。わたしと選ばれた園児3人で水仙、ヒヤシンスを植える静かな作業。

午後、用事があってOld Kent RoadのASDAへ行く。普段の買い物には遠いが、噂に違わぬその安さに驚く。大手スーパーで最安£7.49のNINJAGOが£5.00!プレイモビルの大型海賊船が半額の£25!興奮を抑えて牛乳と豆乳のみ買って店を出るまでドキドキした。

幼稚園の後エスミと遊んでいた新太を引き取りにHorniman Museumへ。マリオンとお茶を飲んで家に帰る。潤子ちゃんから出産の知らせ!!夕方帰宅したコスケにも早速知らせるとお祝いの手紙を書きたいのでその前に潤子ちゃんの顔を写真で見たいと言う。うちにある写真はさわや歌ばかりだ。さわや歌の誕生日に産まれてきた赤ちゃん。宇宙が祝福している。

昼食 ホット・クロス・バンズ(わたし)

夕食 ごまのおにぎり、春菊の味噌汁(こども)フィッシュパイ、ビーツサラダ、春菊の味噌汁(おとな)

ガイ・ホークス・ナイト

9時起床。夫と鼓介・新太はすでにサッカーに出かけている。コーヒーを温めてバターパンを食べる。窓を開け、家中を歩きながら床の上のものを拾い元の場所に片付ける。近所の店に卵を買いに行く。

12時、鼓介達キャスを連れて帰宅。トマトパスタをみんなで食べる。

フレンドシップ・ケーキを焼く。10日間寝かせたタネに卵、砂糖、小麦、サラダ油をを混ぜてオーブンへ。りんごとくるみを混ぜた。いつものスポンジケーキと違う酸っぱ甘い匂い。

2時、新太の友達の誕生パーティへEast Dulwichへ。鼓介も呼んでくれたのでふたりを残して夫と近くのパブへ一杯飲みに行く。ケーキカットの時間に戻ってお茶をいただく。

6時、ガイ・ホークスナイトの花火を見にCrystal Palaceへ。駅でマックス&ルビー、ルーカス、キャスと待ち合わせて電車に乗る。花火会場は移動式遊園地が来ている。一昨年は幻想的だと思ったのだが、今年は爆音、光線、速度全てがバキバキで30代後半ローキーな我々すっかり置いてきぼり。みんなで乗ったUFOの回転スピードは殺人的で体が痛かった。降りたらちょうど、ひとつふたつと花火が上がり始めた。こちらは2、30年は向上していないと思われる素朴さでほっとする。第一部だけを見て8時過ぎに皆で会場を出る。第二部は大人の花火の時間らしい。ほとんどの人は残るのでCrystal Palace駅は静かだ。駅舎は古い聖堂のようで美しい。花火の余韻で浮かれるこどもの声が天井に吸い込まれる。人気のないプラットフォームとこの興奮が面白くなったのであろうマリオンとダイアナが明日日曜はBrickLaneにわたしのお好み焼きを食べに行こうと話している。

9時前に家に着く。鼓介は遊び疲れて意識を失いながらも律儀に着替えと歯磨き。新太はすでにバギーで入眠。軽くご飯、昼間焼いたケーキを食べる。

昼食

トマトのアンチョビパスタ

夕食

サンドイッチ、チップス(こども)

お茶づけ、豆腐とからし菜のサラダ(おとな)

フレンドシップ・ケーキ

フレンドシップ・ケーキ

ドイツの伝統「フレンドシップ・ケーキ」プロジェクトが終了。

10日前にマリオンからケーキのタネ生地をもらった。
10日間は常温で発酵させながら保存する。
毎日よくかき混ぜる。
4日目と9日目に小麦粉、砂糖、牛乳をそれぞれカップ1入れ、よく混ぜる。泡が出て生地が盛り上がるが、かき混ぜるとシューとしぼむ。
10日目に生地を4等分して3人の友達に分け、残った生地でケーキを焼く。

アネリーズと日本人のお母さんふたりに配った。
明日りんごを入れて焼いてみよう。
うまくできたらガイ・ホークス・ナイトの打ち上げ花火に持って行こう。

昼食 ハムチーズサンド、チリコンカン(こども)レトルトカレー、切り干し大根の煮物(おとな)

夕食
誕生会にてサンドイッチ、ソーセージロール(こども)
親子丼、ビーツのバルサミコ和え、からし菜の和風サラダ、きゃべつの味噌汁(おとな)