ヨーカン長屋の日記

日暮れにたどる小野家の食卓

カテゴリーアーカイブ: 夫

そわそわホリデー

今年も夫の誕生日、学芸会、仕事納め、パーティ、クリスマス準備など諸々が終了。

冬休み初日はトイザらスで、壁一面のスターウォーズグッズに
ムハハと迫られた気がして家に帰ってからもそわそわ。
結局二日後にエピソードⅦを観に行った。

最初の一作しか観たことなかったので
トルーパーが敵か味方かもわからない。
連れはファンタジー全般に興味が薄い鼓介。
夫は先に一人で観たし、
話に詳しい新太は怖がって来なかった。

ファンでいっぱいの映画館。
誰かから聞いたストーリーと鼓介の英語をつなぎつなぎ、
ずーっと喋りながら鑑賞。
でも最後は大拍手。
あれから毎日スターウォーズの話をしてる。

23日はウエストエンドでミュージカル『Charlie and Chocolate Factory』を観た。
24日のチケットを買っていたのに完璧に間違えて劇場まで行ってしまった。

慌てたが、空席に取り替えてくれて結果的に前から10列目で鑑賞。とても見やすかったし、面白かった。

そして夜は友達の家で大忘年会。
夫婦とも風邪気味なので早めに帰る。
正しいことをしたと納得して寝たのに、
明け方目が覚めた時、前夜の宴会テーブルを思い出して
もっと食べておけばよかったと落ち込んだ。

本日24日は午前中スターウォーズⅤを観て、
昼ごはんの後ジャパンセンターにお餅を買いに行く。
それから毎年恒例の鼓介・私組と新太・夫組に別れてお互いのプレゼント探し。
家に帰ってラッピングしてツリーの下に加える。
今、新太はプレゼント開封(25日午前6時)まで10時間となり、
興奮で情緒不安定気味。

イギリスでは家族や親戚から届いたプレゼントをツリーの下に溜めて
クリスマス当日まで基本的に開けてはいけないらしい。
うちも今年から真似している。

中身は私達からサッカーシューズ、漫画、PSのリモコン2個。
サンタからはささやかな物が靴下に入っている伝統を守り、
鼓介にアーセナルの手袋と新太に騎士と馬のフィギュア。
去年は深夜2時に新太が目を覚ました時、
まだサンタが到着していなくて大変なことになった。
今年は早くしよ。
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いいことずくし

イギリス風でうれしいことのひとつが自分の誕生日。
我が家の人々もこの日は盛大に祝ってくれるので、彼らの想像以上に楽しみにしている。

しかし今日は仕事があって朝6時台に家を出ねばならず。
さらにこどもの運動会。
夜中にサッカーを途中まで観てしまったので一日眠かった。
サッカーは後半イングランドの攻撃時間、勝ち越しを見届けて寝たいのにイギリスのテレビ解説が腹立って限界。
誕生日の朝から自分も家族も不機嫌だったらやだなーとか、イングランドに負けたら運動会行きたくないなーとかネガティブな気持ちに押されてベッドへ。
でも下から聞こえた夫の叫び声にほっとして、3時間半寝て仕事に行った。

今日は先に運動会に行った夫から「新太かけっこ3着」「父親レース優勝」のテキストを受け取り、講義が終わると同時にバスに飛び乗って、会場へ着いたのが鼓介の徒競走スタート直前。数年ぶりの1番で満面笑顔。よかったね。
私が毎年願っているのは夫が本気出して転びませんように〜ということだけなんだけど。

夜は手巻き寿司を用意してくれて食べ、ケーキ食べ、プレゼントは新太作の宝探し。
終わってみればいいことずくし。
あー 楽しかった。

夕食 手巻き寿司(鯛、鮭、はまちの刺し身とスティックベジタブル)、ケーキとコーヒー

家出のリュック

きのうと今日はお芝居を観に行った。

蜷川幸雄の『海辺のカフカ』とM.Haddonの小説『Curious incident of the dog in the night time』の舞台版。
たまたま二日連続だった。
たまたま2つとも15歳の家出の話だった。
日英ともに少年はグレイのパーカー、紺色のリュックで父親から逃げることに決まっているらしい。

『海辺のカフカ』は仲良しのママ友達ダイアナに誘われてチケットを取ったけど、内心どうなんだろうと思いつつ当日のバービカンへ。でも開始後すぐ猫の大塚さんのシーン。本物の猫そっくりに四肢を動かす大塚さんは凄かった。これは相当に良い作品の予感。川村さんの猫も凄かった。後ろ向いて爪をとぐところが絶妙。安心したあとは3時間楽しかった。他の作品もシリーズで劇場化してほしい。後半ダイアナはとなりでジャージャー泣いていた。

『Curious incident of the dog in the night time』の原作はダイアナに勧められて私が始めて完読した英語本。最近、鼓介とダイアナの息子マックスがこの本を読み、息子たちを連れて観に行こうと言うことになってチケットを買った。しかしダイアナは自分は一度観たので今回は旦那に譲って上げようと急に気が変わり、当日はマックス&お父さん、私&鼓介の4人で行くことに。

こちらも舞台演出が凄かった。カフカもそうだがとにかく豪華。アイディアも技術も予算もスタッフも潤沢の中からできた一級ビジュアルアートというかんじで、とにかく楽しい。

そして『Curious incident』の後はFAカップ決勝をスクリーンで観るためにエミレーツスタジアムに移動。夫と新太と合流。ファンサービスの黄色いマフラーをもらい、危なげない90分とたくさんのゴールと優勝の瞬間が観られて一家大満足。

こどもたちのハーフターム休暇ももうすぐ終わり。来週からはいよいよ学年最後の夏学期後半。

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昼食:駅売店のBLTサンドイッチ、劇場のアイスクリーム
夕食:茄子のとチキンのココナツカレー

桜の庭で

今週は大学が休み。天気もいい。桜が満開。

うちの近所の桜は花が小さい。
木は大きいけど枝が細くて、その周りに沿うように細かい花がついていて、歯ブラシで絵の具を飛ばす、あれを思い出す。重心が高い桜もまたいいもので。

冬の間に鼓介がギターを一曲覚え、新太が二の段を覚えた。
早春、ゲッコーボードを退職した夫が会社をつくり、今週は自宅で夫婦共に仕事。
夫は二階。私は一階。一緒にお昼ご飯を食べている。
来週からずんだソフトの初仕事が始まるから、これもつかの間。
私は今年の大学の仕事のゴールが近づき、夏はまた中学校の日本語集中コースを教える予定。


Amazonで買った日食観察用のメガネをチェックする昼休みの小野社長。
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昼食 クリームチーズとスモークサーモンのサンドイッチ
夕食 鶏の塩焼き、ローストポテト、スティック野菜(夫とこども)、ひじき炒飯(私)

ダディを止められない

ワールドカップが始まった。

イングランド戦はあきらめて夜8時に寝て、夫と鼓介と3人で夜中2時に起きて見た日本初戦。試合後は全員ほぼ無言で解散、朝10時過ぎまで寝た。

鼓介はサッカー観戦が何よりも好きで、テレビ中継でも、自分がチームの試合でベンチに入っているときでも、新太の草サッカーの応援に行ってさえ、開始から終了まで目を離さずにじーーーっと観る。その様子はまるで何かの装置みたいで、彼の人格もあの装置によって形成されているのではないか。開幕戦の翌日「ネイマールってどう思う?」と鼓介に聞いてみたら「シュートは本当にすごいと思うけど、ネイマールは何か大好きになれないところがある」と。わかるわ。「このワールドカップで何にいちばん注目している?」「ゴールラインテクノロジー。審判のリストバンド」そして「優勝するのは?」「日本」。ギリシャ戦がんばれ日本。

今日は父の日。新太から夫へのカードは日の丸と「Happy father’s day! かがわ かがわ! 10 10 10」。そして鼓介が学校で作ってきたカードは(  )に自分の父親に合う言葉を入れる仕様。けっこう国語力が必要。

鳥だ!飛行機だ!いや、スーパー・ダディだ!…中略…(   )も ダディを止められない!

(  )には世界最高のDFかMFが入るべきなのに、鼓介のカードには「(100,000匹のねずみ)も ダディを止められない!」と書かれていた。不思議な一行だけど足が速そうな感じは出てる。

朝食 パン(私と夫)、ベーグル、ラーメン(こども)
昼食 ひじき炒飯、玉ねぎの味噌汁
おやつ りんごのパウンドケーキ

せんべい読書

実家から、みかん箱より大きいダンボールにほぼ煎餅のみギッシリという小包が届いた。今までも日本食の詰め合わせを送ってくれたが、とうとう一番の好物に一本化されたようでとても嬉しい。

本を読みながらベッドで煎餅ぼりぼり。小学校の放課後も、一人暮らしの暇な夜も、漫然としたあの時間を煎餅と読書でうめるのが最高のひとときで、ぼりぼりパラパラやってると今どうしてこの時間がほどんどないのか変な感じ。

読んでいるのは『Emil and the detectives (エミールと探偵たち)』。来月National Theatre に観に行く。3月には『モモ』の劇場作品が公開になるし、今年も児童文学が楽しい。

しばらく自分の昼食と夕食は煎餅だったから、久しぶりのきちんとしたご飯がおいしかった。
夫から鼓介にプレゼント。はじめての背番号入り。
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夕食 鮭フライ、グリーンサラダ、大根と蒟蒻の煮物、根菜の洋風スープ

ビーフシチュー

夫が深夜食堂2のCDを手に入れてきた。ビーフシチューを食べながら聴く。

「ビーフシチューってのはね、主役はトマトなんだ。肉は脇役さ」とうちのマスター。いつか家の前に提灯出して、日本好きの友達を呼ぼう。

先日うちにきた夫の同僚、ポーランド人のウーカシュ君が日本旅行から戻ってきたそうだ。ビルの間からチラッとチラッと見えるガンダム!だそうだ。それは嬉しいよね。ウーカシュ君は旅の間にも写真をどんどんアップロードしていた。カツ丼やうな重や日本の街。その中の一枚に夫が「これは渋谷東急プラザのロシア料理屋から撮った写真?」とコメントして見事正解したというのがおもしろかった。

夕食:イギリスパン、ビーフシチュー

呼んでみましょう サザエさん

12月31日
夫が不在票を持って郵便局に行ったら潤子ちゃんからの小包。中身はサザエさんのかるた、漫画。俳句付きの日めくりカレンダーと富士山模様のセロテープ。

サザエさんは最近まさに昔の映像をyoutubeで見ていたところ。何という神通力。夫は絶対前に言ったかどこかに書いたんだろうと言うけれど。

聞き取りやすい日本語のアニメを探していてたどりついた。サザエさんはゆっくり標準語で話す、ひらがなが多い。四季やご当地名物を紹介する日曜日と、日本人の暮らしがわかる火曜日のオープニング。それで生徒に紹介しながら自分の方がのめりこんでしばらくずっと歌っていた。同じような理由で今ドラえもんの最初の2巻がうちにある。これが世界の人と共有できるなんて幸せ。

重いペダルをぐいーぐいーとこいで前進した一年であった。カレンダーを取り替えて、最後の洗濯をして、エマの家の忘年会に行ってきます。雨が多い冬休みで、こどもはクリスマスプレゼントのマインクラフト(ゲーム)やレゴなど、室内遊び。
今年もよろしくお願いします。
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昼食 じゃがいもとミートボールのオーブン焼き、おしるこ

カモねぎクリスマス

12月25日
イブの夜中、興奮している新太が何度も起きてきて寝られないサンタ。巻き添えをくって寝付けなくなった鼓介から最後は「枕元の靴下、リビングルームに持って行っていいよ」と気遣いの言葉をかけられる。それでも朝4時半まで頑張りプレゼントを入れてやっと就寝。

朝ゆっくり起きると全て開封が終わっていたし、クリスマスのご馳走に取りかかるのも午後遅くからとなる。昨年のクリスマスは丸鶏だったが今年はローストダック。カモを丸焼きにするのは初めてだ。コルセットのような胴の骨格といい、筋肉のつきかた、味といい鳥類でもこんなに違うとは。野性味があっておいしい。

昼食 ピザ、グレープフルーツのサラダ
夕食 ローストダック、ローストベジタブル、チーズケーキ

12月26日
飼っていたナナフシのえんどうが昨晩亡くなった。兄弟号泣で庭に埋める。鼓介がさよならの手紙に一言、「Dear Endo V.I.P.」と書いた。感心していたら、夫にそれはR.I.P.安らかに眠れ(Rest In Peace)じゃないのかと言われ母子でビクッとした。
昨日のカモを洋風の雑炊にして食べた。ねぎをたくさん入れた。明日は残りを炒飯にしよう。

春樹とたけし

Oxford Circusで大人のクラスに日本語を教えてきた。

男性達から一人称について質問。「私」「僕」「俺」どれがいいかで悩むらしい。村上春樹は「僕」でたけしは「俺」。この説明でわかってもらえるのが大人のクラス。それでも「俺」はマッチョ、やくざ、ティーンエイジャー等々のイメージが強い。うちの夫はそのどれでもないが「俺」で、友人達もほぼ全員「俺」だと言うと驚きの顔。

夕食:かぶとキャベツのスープ、ケールのパスタ

スイスイ39

先週、夫と誕生日プレゼントのスケートボードを買いに行った。
抱えて歩いているだけでも満足、と言うので本当に持ち歩き専用にしたらいいと少し思ったが、その晩から練習している。週明けは会社にも持参しているし、夜、寒いなあと思うと庭のドアが開いていてガタンガタン跳ねている。

11月30日。
誕生日当日は土曜日だったので友達に集まってもらって手巻き寿司をした。
East Dulwichの魚屋で刺身を買った。鯛は日本のと種類が違うのかもしれない。脂が多い。鯛飯にしてみたい。
お酒を飲みながら延々と巻いては食べた。
終盤、酔っぱらったジェイムズの目になぜか工作用水糊が止まって「子どものころ糊を手のひらに伸ばして剥がすのが好きだった」という話。もちろんその場でぶちゅっとやって、乾いた糊をぴらぴら剥がす実演も。その感じは私も覚えがあるのだが、何かが違うのが気になる。膜に刻まれた手相を電気に漉かして見たりはしなかったと思う。乾かして剥がしたものは何だったか、剥がしてどうしたか。手ではなく他の部位だったか。思い出せない。

夕飯:手巻き寿司(まぐろ、鮭、鯛と野菜)、厚焼き卵、海老の唐辛子炒め、ショートケーキ

ころんだコロッケ

電車の中に財布を置いてきたり、家にネズミが出たりした一週間を経て週末。

土曜日の朝は新太がサッカーに出かけてから一瞬家が静かになる。こども部屋でサッカー中継をしている鼓介の声だけが聞こえる。選手カードを並べて想像の試合。選手交代の時以外はカードは動かさずにフォーメーションの前で腕を組んで熱血中継。おもしろくてこっそり録音したら見つかってその場で消去するように言われた。

午後は日本語の宿題、かるた製作。新太はライオン。
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鼓介はふたつとも食べ物。
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作っている間もずっと何か食べていたし、食べるものがなくなってからは冷凍庫の奥からタッパーに入った凍ったあんこを見つけてスプーンで食べていた。

日曜は鼓介の試合の後、サウスバンクへ向かい、テムズ川沿いを歩いてテート・モダンで来年のカレンダーを買った。家へ帰ってから全員でコロッケを作った。鼓介は6個食べた。

夕食 コロッケ、豆腐とオクラのサラダ、納豆、ごはん、かぶの味噌汁

500g、72枚

ボン・ファイアー(大たき火)、ガイ・ホークスナイトの花火が終わって、鼓介のサッカーシーズン、冬が到来。

イギリスの少年サッカーはプレミアリーグと同じく毎年9月に始まって5月末に終わる。
地域のリーグに参加しているような真剣なチームでも練習は週1回、多いところで週2回くらい。

本日午前中は、鼓介の試合と新太を夫に任せて家でテストの採点。
昼に3人が帰宅。鼓介は2得点して興奮気味。お昼を食べてクリスタルパレス公園へ出かけ、小牧場の動物や小鳥を見る。昨日の夜、鉄コン筋クリートとすきやばし二郎のドキュメンタリーを続けて観た。山羊も羊も横に目がついていて松本大洋の漫画みたい。

4時過ぎに家に帰ってアーセナルVSマンUをラジオで聴きながら全員で餃子を作る。タネと皮の分量がぴったり終わりとても嬉しいので記録しておく。豚ひき肉500g、キャベツとチャイブ両手一杯、皮72枚。焼くのはいつも夫なのだが、一回ごとに水の量や火加減を工夫していて最後の回は一番おいしかった。量も本当にちょうどよかった。

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昼食 ホットドッグ、蒸しブロッコリー、コーンとジャガイモのポタージュ
夕食 餃子、ごはん、アボカドサラダ、冷や奴、もやしの味噌汁

時をかけるリンダ

ピエール瀧があまちゃんのアキを「細田守の主人公みたい」と言っていたことから『時をかける少女』を見た。素晴らしかった。化学室のガラスと自然光がきれいだった。

最近、浮世絵が3Gになったり明治時代の写真が動き出したり、夢(ワープ)が少しだけ叶う時代になった。この映画を見て、本当に飛ぶときは時空も体験するんだなーと楽しみが増えた。次は時空で聞こえる音楽を探したい。

DVDを見ている途中にびっくりしたのが、深夜なのに玄関をノックされたこと。隣のリンダだった。

リンダは50歳くらいの女性。一人暮らしのおとなしい人で人の出入りもほとんどない静かな家。リンダは恐がりで、大柄な体だがいつも小さな声で遠慮がちに話す。この時も「お楽しみのところごめんなさいね・・でも、」と細い声でうろたえているので鼠でも出たのかと思ったら「向かいが火事なの・・・」と言われて驚いた。アパートのごみ捨て場から出火、どんどん広がって隣の家のガレージに燃え移りそう。慌てて夫がガレージの家に知らせると、おばさんが漫画のように小さなバケツに水を張って出てきた。火を見て呆然、消防車を待つ。火元のアパートにも「火事だ!外へ出て!」と夫が大きな声で呼びかけたが、こちらはたかをくくっているのか無関心なのか、誰も出て来なかった。やがて消防車が来て、硬派な消防隊員が黙々と火を消すのを見て、リンダと家に入った。消防隊は説明も事情聴取もなく引き上げて行った。

こんな事件を間に挟み、『時をかける少女』は興奮の名作となった。

夕食:パッタイ、セロリのスティック

いくたびも雪の深さを

今年もロンドンに雪が降った。

金曜の登校時に降り出てあっという間に舗道が白くなった。積もるか、積もるか、窓の外と天気予報をにらんでついに午後3時、よし、と弾んでそりのしたくに屋根裏に上がる。放課後Blythe Hillに滑りに行った。

本日土曜。夫とこどもが朝も早々からそりを引いて出て行く。わたしが遅れて着いた頃には滑り飽きて、雪だるま製作をはじめる。

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周りで何組、何家族と同じことをしているので昼近くには一帯が雪だるまの集会のようになった。完成を機に一時下山。ロッジ風の昼食を挟んで午後は友達と合流してまた滑った。こどものそりは軽くて速い。流星のようにぴゅーんぴゅーんと丘を飛ぶ。今年は新太も自力で頂上に戻って来るようになり、ぼうっとしていると運動不足で足が凍る。夕方は積極的に下まで迎えに行って体を温めた。

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予報は明日から来週前半にかけて量は少ないがまだ降ると出ている。

今日一日で一気に削られた斜面が朝には白く甦っているのかどうか。

おやつ チキンラーメン・ミニ(こども)、白玉ぜんざい、きな粉白玉

昼食 ローストチキン レモン風味、ローストポテト、ブロッコリー

おやつ ハムとチーズのホットサンド、ホットチョコレート

夕食 玉子そば

ハラワタグレイビー

クリスマスイブはOne Tree Hillの教会のキャンドルサービスに行く。こども達は夕飯の後、部屋を暗くしてテレビの『スノーマン&スノードッグ』を鑑賞。胸高鳴らせてベッドに入る。

寝る前に日本の朝を想像する。スノーマンのように上空から。メリークリスマス。

25日朝。サンタさんへの手紙の通り、新太の靴下に恐竜、鼓介にサッカーボールが届く。わたしたちからは新太にウクレレとF1カー、鼓介にアーセナル年間会員証と3/4サイズのギター。実家からふたりお揃いのアーセナルユニフォーム。朝食の最中に鼓介の歯が抜けた。

昼近く夫とローストチキンにかかる。鶏は夫に託しわたしはじゃがいもを担当。今年は内蔵付きの丸鶏を買ったので臓物の出汁でグレイビーソースを作った。これが美味しくてびっくりした。かすかに貝類の汁にも似て、貝の旨さはハラワタから絞り出されているのだと発見した。ローストポテトの下茹でを待ちながら隣で煮詰めているグレイビーを何度も舐めた。

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小振りな鶏を4人でむしるように食べ尽くしBlythe Hillを散歩してから洋梨のケーキを食べた。

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朝食 グレープフルーツ入りミューズリー(わたし)トースト、フルーツヨーグルト(夫、こども)

昼食 ローストチキン、ローストポテト、いんげん

鈴の音はすぐそこ

冬休み3日目。一家でロンドンの街に繰り出す。

まずLeicester Squareの劇場で『stickman』を観る。観劇には限りなく無関心の夫もしっかり眼鏡を持参している。出演者たった3人。スタイリッシュな作風にも関わらず、周到な舞台演出が観客(3歳〜)の集中を途切らせない。この頃おかしなところで日本語の教育実習を思い出すのだが、役者達が数多くの小道具を敵確にハンドリングするさまに授業と教材の感触がふと甦る。

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次に昼ご飯はラーメン屋。鼓介が細々続けた日本語日記のご褒美だ。ロンドンラーメンブームの特集を参考にSoho『一点張』に行く。塩ラーメンを頼んだが美味しかった。ラーメン3杯、餃子2皿、チャーシュー丼で昨日の焼き肉満腹とほぼ同額。ラーメンはご馳走なのだ。

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その後は新太と鼓介が予算7ポンドでプレゼント交換するという夫の企画により2組に別れて行動。鼓介&わたしチームはイルミネーションの街を上っておもちゃのデパートHamleysに入る。イギリスのクリスマスは日本のお正月のようなものだと年々はっきりとわかってきた。イブ前日の今日はまさに大晦日の雰囲気。家族ひとりひとりにプレゼントを贈る伝統からすればここの活気は31日のアメ横である。

鼓介の買い物はyes/noチャートのごとく迷いがなく、新太の好きな物の売り場をレゴ(予算超)、プレイモビル(〃)、バイク(有力)ミニカーセット(最有力)と、7階建てのHamleysを次の目的地へと脇目を振らずにずんずん巡って、ミニ・レーシングカーセットに決め、お金を払うまで20分程度であった。わたしも将来こんなチャートで選ばれたプレゼントをもらうのだろうか。

新太組も早々とプレゼントが見つかったようで先に帰宅すると連絡が入る。せっかくなのでCovent Gardenまで歩いて足休めに大道芸を観て、電飾の大型トナカイとツリーにて2012年クリスマスの街を見納め、ようやく電車に乗ったのは5時半であった。

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昼食 ラーメン『一点張』

夕食 ケールとパルメザンチーズのパスタ、洋梨とグレープフルーツのサラダ

日本語教師

9月から通っていた日本語教師の資格を取るコースが終了した。

短期集中でハードだったが教育実習は本当に楽しかった。生徒は日本に憧れている人、家族が日本人と結婚した人など。みんな熱心で、日本語云々より日本がこんなに愛されていて嬉しい、日本人で良かったとしみじみ思った。他の受講生の実習を観ながら日本語の響きが改めて好きになった。丸い音が多くて一音一拍なので、イクラのよう。すらすらすらと聞こえるのは淡々として小川のよう。

英語は簡潔に話すときに本当に便利だ。こどもを叱るとき、英語だと頭の中が箇条書きのような状態になる。叱り終えるとスッキリする。それが日本語で叱ると頭の中が文章なので先に文末、章末を考えておかないと自分でも話を見失う。だから叱った後はこどもに「はい」と言ってもらって、ちゃんと終わらせたいと思う。言葉の違いは面白い。

最終日の今日は卒業証書をもらい、鼓介を友達の家に迎えに行って家に帰って来た。二階でコートを脱いでバタバタと台所に入り、まな板に手を伸ばすと目の前に細長い紙が貼ってある。「well done, you’ve finished your course」と鼓介の字。夫に「これ、結婚したくなるよね」と自慢。「俺とは離婚か〜」今日はこども達の学校が泥棒に入られて休校だったので、夫はわたしをコースに行かせるために新太を連れて出勤してくれた。無事に終わってよかった。

夕食:洋風うどん

愉しい秋の夜

ロンドン歳時記、行事の多い秋から冬。

まず10月最終週は小中学校が一週間秋休み。10月31日のハロウィンと11月4日大たき火・5日の花火祭(ガイ・フォークス・ナイト)。この二大イベントが近過ぎる。アメリカの祭りの割り込みだから仕方ない。小野家も仮装が好きな次男、お菓子が楽しみな長男を連れて地元のハロウィンに行った。仮装して夜の原生林を懐中電灯で歩くという催し。寒いので大人はワインやりんご酒、かぼちゃのスープを買って飲む。夜みんなで外で集まるのはこどもも大人も楽しい。

大たき火の夜は共同農園に集まった。最近マックス&ルビーの家とルーカス&エスミの家が一緒に始めた地域の菜園だ。土地を共有している人たちみんなで、2mくらい木を積み上げてぼうぼうと燃やす。畑の余りものを色々投げ込んでいる。セージやオレガノなどハーブの香りが籠っている火でバーガーやソーセージを焼いて食べる。それからマシュマロを枝の先に刺して焙って食べる。表面の砂糖焦げがおいしい。最後に打ち上げ花火を30発くらい上げておしまい。

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11月中旬は小学校のインター・ナショナル・ビュッフェ。各家庭持ち寄りの料理を並べて食べる全校行事。これも夜。きれいに飾られた体育館に各自マイ皿、マイフォーク持参で集まる愉しい行事。わたしが寿司を届けたのがちょうど校長先生のいただきますの挨拶の最中だったが、こどもが「寿司キター」と群がって一瞬で消えた。わたしが食べておいしかったのはルーマニアの肉キャベツ(ロールキャベツ)スープ。それと、ポーランドのレシピで辛いビーツのスープ。ビーツの季節だ。

11月下旬は鼓介のクリスマス劇。これも2日連続の夜公演。3年生『インドの神様』(鼓介のクラス)、『かいじゅうたちのいるところ』4年生『やさしい巨人』『ドリーム・キャッチャー』5年生『アリスの夢』『オズの魔法使い』6年生『真夏の夜の夢』『シンデレラ』。

そして11月最後を飾る夫の誕生日。鼓介は「お父さんはipad3を欲しがっているよ」と一生懸命だったがプレゼントは靴にした。pointerのスウェード。街で下見、ネットで買って贈ったが大きすぎてサイズ交換中。同サイトで自分用に買ったスニーカーは早々と届いて履いている。当日ネット不調でケーキのレシピがわからず、全くどんぶり勘定で製作。丸型にできあがってよかった。

さあ英国は一気にクリスマス!

誕生日 ラムカレー、ビーツと人参のサラダ、梨のケーキ

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ジャパン祭2012

恒例のロンドンジャパン祭。今年ももっちゃんのお好み焼き屋台を手伝いに行く。

今年の会場はトラファルガー・スクエア。日本食屋台とステージを目当てに日本人とロンドンに住む人がどっと訪れる。サッカー場ひとつぶんくらいの人がいたかな。

夫も鼓介・新太を連れて遊びにきてくれたのだが、大混雑のお祭りで小野兄弟迷子騒ぎ。お腹が凍る思いをした。ステージの和太鼓を観ている途中で夫を見失ったらしく、警備のおじさんに連れられて泣きながらお好み焼き屋台に現れたのだ。「お母さんはジャパニーズパンケーキを売っています」と言えた鼓介の伝説は大きくなっても繰り返し語られるだろう。新太は片手をパンツの中に入れておちんちんを触りながら、もう片方の手はしっかり鼓介に繋がれて、極度の緊張で泳いだ目をしていた。並びの屋台のおばちゃんにコーラをもらってお好み焼きを食べながら夫を電話で呼び出す。辿り着いたその姿が迷子2みたいでおかしかった。

昼食 お好み焼き

夕食 天むす(ジャパン祭で)

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知らない間にカレンダーに太ペンで書かれたバースデー。

日曜日に森キャンプから帰り、洗濯回しながらユーロの決勝観戦。4歳新太「ぴるろー、イエイ」7歳鼓介「起点はシャビ」、飽きたら上半身脱いでバロテリごっこ。全員で表彰式まで身納めた。

そんな祭の後の誕生日だが朝から晩餐までしっかり祝ってもらった。兄弟から誕生カードをもらって笑い、仕事後の夫が湯気まみれで鶏を焼く姿に笑い。前週に小野家男子への鬱積、嫁(母)への思いやり不足を泣きついた直後でもあり、おお、みんながわたしを喜ばせようとしている、とわかって満悦の一日。プレゼントはGOLAのスニーカー。

夜はDVDで『ベスト・エキゾチック・マリーゴールド・ホテル』鑑賞。ここ数年ラブコメが好きなのだが、これもまた良くて大笑い。定年後イギリスを飛び出しインドで晩年をスタートする話に、30代でロンドンに来た自分が共感してて笑える。主人公のボストンバッグはわたしとお揃い。よし60才まで持っておこ。一生冒険がいいなあ。ずっと身軽にムーブオン。

夕食 チキンソテー、リーフレタスサラダ、苺のクリームケーキ

ムーンライズ・キングダム

夫とさっちゃんとGreenwichに観に行った。
スカウトボーイと文学少女、不良の初恋。
客席中が主役、あのころの自分状態だったのでは。
恋のシーンは若いふたりに雄叫びを上げそう。いいなあ。
昨夜のブックグループでは「良い本はみんな暗い」という話になり、人が死なない名作が思い浮かばなくて盛り上がったのに比べて、この話の楽しかったこと。ハッピーエンドは映画に限る。
昼食 Greenwichで公園角のイタリアン。ムール貝のトマトスパゲティ(わたし)茄子とズッキーニのペンネ(夫)チーズニョッキ(さっちゃん)
夕食 鶏と白菜のあんかけ、大根の味噌汁、ねぎのピクルス、ご飯

太陽のしたで

おかしな長雨や低気温が急に去り、とうとうロンドンが夏になった。今年もまたタイムリーにサンダルを買えなかった。3年物のビーチサンダルだけど気持ちは前傾。体を動かしたい気分。

土曜日は家族でチャリティ・ラン出場。夫10キロ、鼓介1マイルのレースをふたりともひとケタ台ゴール。一緒に走った友達の中ではルーカスがすごく早かった。運動神経も体格も良くて何でも悠々と楽しそうにプレイする子だ。スポーツ好きもひとりひとり個性が違って面白い。わたしは新太と1マイル走った。意外に気持ちよかった。それからみんなでピクニックをして午後遊んだ。

今日は幼稚園の後に新太の友達ディラン、キリアンとピクニック。さらに放課後は学校の友達とBrockwell Parkの屋外プールに行った。昔行ったTootingのプールは氷水のようで全く泳げなかったから、イギリスの屋外で実際に泳いだのはこれが初めて。夕方の陽射しに焙られた背中を冷たい水でクールダウン。毎日来たいくらい最高。泳ぎ好きの新太にも報いてあげられて満足。プールサイドでピクニックして家に帰ってまた軽く夕飯。

zumbaも始めたし、今週末はついにキャンプでその後ハーフターム休暇に入る。

昼食 ゆで卵と潰したブロッコリーのサンドイッチ、オレンジ

夕食 サラミのサンドイッチ、焼きおにぎり、トマトとピーマンサラダ(こども)中華まん、焼き茄子おろし生姜、キャベツのスープ(大人)

 

8周年

4年ぶりの結婚記念日。日付が変わった深夜、寝室へと階段を上がって絶叫。ああこんな人だったよね。今日は夫は仕事を休み、こどもは友達に預けて一日アニバーサリーツアー。4年とは一緒にやってこられてよかったなあと、ありがたみのある年月だ。

午前中はヘイワードギャラリーでデイヴィッド・シュリグリーという人のポップアートを観る。笑いのO2で心が膨らむ。気軽に真似たいアートってアートの中でいちばん素晴らしいかもしれない。夏は田舎のコテージでこの人の粘土作品を家族で制作しよう。小学生にも思春期のモヤモヤの答え合わせにもよいグラフティとポエム。だが、今は見せられないものが多い。図録は手の届かない場所に置こう。

お昼はDalstonでトルコ料理の食堂に入る。夫が渡英して初めて住んだ街だ。食後はカフェに入る。これからのこと、旅行の予定など話す。それからバスでShoreditchに下ってショッピングしてから鼓介、新太を迎えに行って現実に戻り、新しいはじまりとなる家路についた。

昼食 揚げ茄子とラム肉のミント煮(夫)、ロールキャベツのトマト煮(わたし)

夕食 水炊きスープ、チョコレートケーキ(夫、わたし)

宮市初ゴール

ボルトンVSミルウォール観戦。宮市イギリス初ゴールを見た!

ミルウォールはロンドン南東の中堅クラブで、我が家から最も近い地元チームのひとつ。車のスクラップ工場なんかに囲まれ殺伐とした界隈、冷たい空気になじまないビールの臭いがどんどん濃くなってくるスタジアム周辺。試合中の野次罵声は、このおじさん怒鳴らずに話ができるのかなあと心配になる人ばかり。そうかといって白眼視する気にもなれないのは客席がピッチに近いから。選手が自分と同じサイズなのだ。週末のサッカーをいちばんの楽しみに生きている人が一週間働いて働いた末にあの距離で試合を観たら血も吹き上がるであろう。大衆スポーツは熱狂するためにあるのだな。そんなおっちゃん、あんちゃんに囲まれながら、声は出さずに宮市を応援。開始直後の華麗な走り込みから素晴らしいゴール。鼓介、夫、わたし、一斉に顔を合わせ熱い目を見開いて無言で歓喜。その後もボールを持つたびたった19歳の宮市に浴びせられる大ブーイング。がんばれと口元にきゅっと微笑み上る90分であった。

昼食 ベーコンポテトスバゲッティ

夕食 鶏ニラスープ、しらすご飯

ニシンの小骨

耳障りな兄弟喧嘩が朝から続いて導火線チリッチリの午後、こどもの夕食後に怒り爆発。おかわり、おかわりで成長期の食欲に苛つく日もたまにはあるのだ。ニシンに骨が多かったのもよくなかった。

だーん。全てを放棄して寝室に立て籠る。

ドア越しに聞こえる兄弟の会話。

いつもは察しのいい新太めずらしく反撃モード。戦慣れか。「レッツ、ファイト マミー」と鼓介を促し助走をつけてドアに思いっきり体当たり。続いて武器を探している気配だが鼓介が「お母さんは完全に怒ってしまったんだよ」と止める。その後ふたりでお風呂と歯磨きを済ませて謝ってきた。謝り方がふてぶてしくてまた苛っとするのがわたしも修行不足と思うけど、憮然としたまま寝かしつけて自分も寝る。

深夜目が覚めたら夫がサッカーから戻ってテーブルの上も台所も片付いていた。ニシンのごみはきちんとスーパーの袋に入れてから捨てられていた。明日はご飯をいっぱい炊こう。

昼食 オムライス

夕食 ニシンの薫製、マッシュポテト、白菜スープ、パン

11月30日

夫37歳の誕生日。

教師組合のストで学校が休み。夫は午前中は家から仕事、お昼から休みを取って鼓介と友達とサッカー。しゅんくんがもっちゃんの子2人を連れて合流。おとな2人対こども6人で午後を丸々サッカーしてから半分くらいがうちに来て夕飯と誕生ケーキに同席。賑やかなお祝いになった。夜になってもっちゃんがコリアンタウンのお土産のあんまんなどなどお土産をたくさん持って遊びに来てくれた。

昼食

トマトパスタ(こども、わたし)ハム・チーズサンドイッチ(夫)

夕食

コテッジパイ(こども)

洋梨のサラダ、メバルのオリーブ焼き、豚汁、のり巻き(おとな)

誕生ケーキ、あんまん

グレイソン・ペリー

夫が休みを取ったので大英博物館グレイソン・ペリー展を観に行った。

朝は家族全員で出発。学校、幼稚園とこどもを送って駅の近くでコーヒーを飲んでから電車に乗る。平日の子なしロンドン観光は楽しいの一言。こんな良い街だったっけ!わたしの夢はタイムトラベル。今日は100年前から来た気持ちだ。

時間が惜しいのでお昼は大英博物館の近くの手軽な韓国食堂で。石焼ビビンパは石鹸の味がしたが昨日まで『日本三文オペラ』を読んでいたためこれも十分ありがたく思えた。夫のチゲは貝が臭いと。しかし胃など袋に過ぎぬということで、共にこだわらず店を出た。後でミュージアムスタッフに「韓国の方ですか?」声をかけられる。

グレイソン・ペリー展。

大英博物館の収蔵品から選んだ品々と彼のオリジナル作品を合わせたインナーワールド再現エキシビション。大英博物館にさまよう魂、ペリーに呼ばれて大集合。土偶、神棚、民族衣装などがどんどん吸収消化されて新しい姿となっている。収蔵品以外でインスパイアされた物のひとつにハローキティ四国限定お遍路さんタオルチーフ。若い女性のバッグに巡礼者が宿っている、イコール、生きているアート!ということらしい。日本の人間国宝という制度にも関心を寄せている。オリジナル作品は21世紀的リリックで覆われた壷にはじまり、最後は博物館の魂たちとペリー自身を葬る大作  “名もなきクラフトマンの方舟”で自己完結。観る方もスッキリ。図録を買ってまたじっくり見たかったが£25(3,000円超え)のため断念。全作品通して登場するペリーの半身、テディベアの名がAlan Measle。Measleは三種混合予防接種(英名MMR)でおなじみの麻疹。

昼食

石焼ビビンパ(わたし)チゲ定食(夫)

夕食

ピーマンの肉詰め、マッシュルームソテー、佃煮、豆腐の生姜汁