ヨーカン長屋から

日暮れにたどる小野家の食卓

カテゴリーアーカイブ: 日本語

250% ポジティブ

ケント大学の1年が始まり、本日第1回目の講義。
例年通りいい顔をした子たちばかり。
カンタベリーまでの運転は
日本から持ってきたブルーハーツを「がんばれーっ」と歌い、
志ん生の落語を聞いて大笑い。

さて最近、小学生の日本語ファンが二人、私の生活範囲内に入ってきた。

ひとりは小6の少年。
鼓介の新しいクラスの友達であり、新太の担任の先生の息子。
アニメファンで、新作を早くできれば字幕なしで観たいらしい。
こういう250%前向きな子どもがけっこういるのだ。

漫画で覚える日本語のサイトを教えてあげたら、
吹き出しをクリックして一生懸命日本語のセリフを聞いている。
学校物だと「うわっ遅刻だ」「宿題やってきた?」とかそういうセリフ。
千里の道も一歩からだけど、勉強した人しかわかんないリアルさ、
鳥山明ワールドに近づく実感をテーマにこの少年と向き合っている。

もうひとりは小5の女の子。
日本文化全ての大ファンで、新太の友達のお姉ちゃん。
すでにネットでひらがな、カタカナを独学していて、
単語帳や数字の数え方の表など自分で教材も工夫して作っている。
彼女にとって大事なことを中心にまとめてあるので、単語ノートはこんな感じ。

カステラ アイスクリーム せんべい さかな
カステラ アイスクリーム せんべい さかな
カステラ アイスクリーム せんべい さかな
カステラ アイスクリーム せんべい さかな

日本語でこんなに自分を表現してくれてありがとう。
この頃は仲のいい子に日本語を教えたりもしているみたい。

私は夏休みからずっと『宇宙兄弟』を読んでいる。
日本語ファンの少年少女といるときは
シャノンおばさんになったみたいでうれしい。

夕食 ローストビーフ、ローストベジタブル(さつまいも、じゃがいも、かぶ)
IMG_1013

IMG_1009

ぺろダイスシティ

春生まれの息子たちの誕生会がおわった。
新太7歳の誕生会は強風に負けずピクニック。
そしてお兄ちゃんプロデュースのどろけいとお父さんのサッカー。

これでようやく春。
イースターの間ずっと暑かったからもう初夏の気分だけど。

鼓介はこの春いろんなことができるようになった。
本を1冊完読できるようになった。
小学校では読書の時間に読む自分用の本を1冊持って行く。
読書家でもファンタジーファンでもない男の子に本を選ぶのは難しかったし、読後の満足感もYear5になるまで未体験だったと思う。それが最近本と映画の好きなジャンルがわかってきて『Curious incident of the Dog』『Wonder』『About a boy』とヒットが続き母も一安心。あとリフティングができるようになった。

新太はひと頃まですごいサイクリングブームで、丘の上にある小学校へ自転車で通っていた。
それがイースターにNew Forestで毎日何時間も林間サイクリングをして気が済んだらしい。
今はすごいサッカーブーム。
兄と違って1人でも黙々練習するし色々自分で研究してる。
とうとう地元チームの練習にも通い始めた。
そして鼓介と一緒にX-Factorなどのオーディション番組を見ては音楽を仕入れてくる。
パラダイスティ(ガンズ&ローゼス)を良く歌ってるが発音がよくて羨ましい。

私はケント大学の仕事が終わってすぐ新しい生徒さんが来て日本語集中レッスンスタート。
ウェールズ人の女性で、毎年東北で舞台活動を行っている振付家だそうだ。
去年は青森、陸前高田。今年は岩手へ行くらしい。
去年から始めた「いつか古文を読みたい人」に続いて個人レッスンは現在おもしろい生徒さんしかいない状態。
出会い運が鍛えられてる。

IMG_2828

IMG_2820

おやつ:ピザ
夕飯:肉じゃが、ご飯、豆腐とわかめの味噌汁

先生、ハタチの歌を

2週間、Surreyの公立中学で日本語集中コースを教えてきた。

毎日6時間、他の授業は一切なしの日本語漬けという特別カリキュラム。すしクッキング、着物体験などお楽しみ授業もある。同時に中国語コースも開催されていてそちらは餃子クッキング。肉の扱いやベジタリアン対応などすしに比べて断然大変そうだった。

カルチャートピックなら無限にある。トトロ、ナルト、デスノートなどが軸なのだけど今回大人気だったのは「ふりそでーしょん」。座って踊れて授業にぴったり。その日はもう一回!もう一回!の声を無視して文法の授業をしたがコース最終日に学級委員風の一番優秀な男子学生が「先生、ハタチの歌をもう一度見せていただけませんか」と言ってきたのが面白かったので、「ふりそでーしょん」をかけながら一人ひとりに修了証を渡した。私もカードやお花をもらった。

体育館で行う授業ではラジオ体操とアルゴリズム行進をした。ジェンカもした。「右、右、左、左、前、後ろ、前前前!」と言い続けて4回連続踊った。九ちゃんの「レットキス」で踊っていたから笑いを堪えるのに必死。翌日体中が痛くなった。

日本語自体もしっかり勉強させなければならない。最後に日本語検定試験を受けるからだ。だいぶ詰め込みだけど、カルチャーに惹かれて本格的に勉強したくなる気持ちはわかるような気がした。

中学生25人との日々は不思議で懐かしくておもしろかった。リスニングの練習で、今から実在の電話番号を言うから、聞き取って家に帰ったらかけてごらんと言ったら私の実家にでもかかると思ったか「ハジメマシテ ボクワ ジョバンニデス」と言う気で緊張しながらダイアル回した生徒が何人もいた。案外ほのぼの、思ったよりゆっくり大人になっていくんだなーと安心した。電話番号の正解はうちの近所の歯医者と市民プール。どっちも音声案内。
photo (85)

夕食 鮭のグリル、インゲンのバター蒸し、ごはん、もやしの味噌汁

呼んでみましょう サザエさん

12月31日
夫が不在票を持って郵便局に行ったら潤子ちゃんからの小包。中身はサザエさんのかるた、漫画。俳句付きの日めくりカレンダーと富士山模様のセロテープ。

サザエさんは最近まさに昔の映像をyoutubeで見ていたところ。何という神通力。夫は絶対前に言ったかどこかに書いたんだろうと言うけれど。

聞き取りやすい日本語のアニメを探していてたどりついた。サザエさんはゆっくり標準語で話す、ひらがなが多い。四季やご当地名物を紹介する日曜日と、日本人の暮らしがわかる火曜日のオープニング。それで生徒に紹介しながら自分の方がのめりこんでしばらくずっと歌っていた。同じような理由で今ドラえもんの最初の2巻がうちにある。これが世界の人と共有できるなんて幸せ。

重いペダルをぐいーぐいーとこいで前進した一年であった。カレンダーを取り替えて、最後の洗濯をして、エマの家の忘年会に行ってきます。雨が多い冬休みで、こどもはクリスマスプレゼントのマインクラフト(ゲーム)やレゴなど、室内遊び。
今年もよろしくお願いします。
photo 1

photo 2

昼食 じゃがいもとミートボールのオーブン焼き、おしるこ

トトロを探しに

ケント大学今年最後の講義。私の生徒は半数くらいが来年9月に日本に留学する。その留学先の大学が授業の直前に決定したそうで、夢の日本上陸までいよいよカウントダウン開始の学生達。

今日のカリキュラムで決められたトピックは『日本人の心、桜』。期末試験も終わりお互い開放されてカラオケ大会のよう。課題曲はAKB、直太朗、いきものががり、ケツメイシ。口ずさんでいる子も多い。それからひとりずつお気に入りのJ-popをYoutubeで紹介してもらった。

北欧人エーロ君はきれいな顔して、はっぱ隊。彼女と一緒に京都産業大学へ。1名枠の早稲田大学を引き当てたジェイムスは日本のジャズを語る。成績が一番悪いジョーダンはこういう授業だと元気。サンボマスターを紹介。そしてナウシカ漫画の素晴らしさを語る。ジブリファンのブラッドリーが続いて『さんぽ』と山崎まさよし。このふたりは武蔵大学へ行く。ブラッドリーは日本人の感性がとにかく体質に合うようで、趣味が深い。トトロは15回観たという。私も似たようなものを燃料にして生きているから気持ちがわかる。まぶたの裏の景色、もうすぐ見られるね。

夕食 Camberwellのシルクロードで外食。セロリと豚肉の水餃子、セロリと牛肉の焼き餃子、すっぱいヌードルスープ、茄子炒め

春樹とたけし

Oxford Circusで大人のクラスに日本語を教えてきた。

男性達から一人称について質問。「私」「僕」「俺」どれがいいかで悩むらしい。村上春樹は「僕」でたけしは「俺」。この説明でわかってもらえるのが大人のクラス。それでも「俺」はマッチョ、やくざ、ティーンエイジャー等々のイメージが強い。うちの夫はそのどれでもないが「俺」で、友人達もほぼ全員「俺」だと言うと驚きの顔。

夕食:かぶとキャベツのスープ、ケールのパスタ

ころんだコロッケ

電車の中に財布を置いてきたり、家にネズミが出たりした一週間を経て週末。

土曜日の朝は新太がサッカーに出かけてから一瞬家が静かになる。こども部屋でサッカー中継をしている鼓介の声だけが聞こえる。選手カードを並べて想像の試合。選手交代の時以外はカードは動かさずにフォーメーションの前で腕を組んで熱血中継。おもしろくてこっそり録音したら見つかってその場で消去するように言われた。

午後は日本語の宿題、かるた製作。新太はライオン。
photo (21)
鼓介はふたつとも食べ物。
photo (22)

photo (23)
作っている間もずっと何か食べていたし、食べるものがなくなってからは冷凍庫の奥からタッパーに入った凍ったあんこを見つけてスプーンで食べていた。

日曜は鼓介の試合の後、サウスバンクへ向かい、テムズ川沿いを歩いてテート・モダンで来年のカレンダーを買った。家へ帰ってから全員でコロッケを作った。鼓介は6個食べた。

夕食 コロッケ、豆腐とオクラのサラダ、納豆、ごはん、かぶの味噌汁

古今東西 馬場、早稲田

お母さんが暴食による膵炎で入院している。これが食べたい、と思えば朝の9時でも昼の2時でも「今日はもんじゃの気分!」と妹に電話をかけている。そして妹に断られたらタクシーに乗ってひとりで行ってしまうらしい。おじいちゃんの競馬もそうだが、せっかちな江戸っ子爺婆を乗せて走るタクシー、車屋さんと呼ぶ方が合っている。

今日はイギリスから日本の大学へ留学したい人向けの説明会イベントがあった。カルチャートークなどもあったので行ってみたら生徒に遭遇。私の大学には3年生の一年間を海外留学に充てるプログラムがあって、彼は早稲田大学に行きたいそうだ。おじいちゃんの地元、お父さんとお母さんが出会ったヘレン・ケラー学院のあるあの街に、クラスで一番かっこいい北欧の男の子が降り立つのか。

イベントから帰って夜7時、新太が「えんどうが卵を産んだ」と興奮している。今日もらったナナフシに命名したのだそうだ。えんどう豆のえんどう。
photo (20)
昼食 ベーコンとトマトのパスタ
夕食 ハンバーグ、海老フライ、にんじんサラダ、豆腐の味噌汁

カンタベリー物語

今週から週3日ほどカンタベリーのケント大学で日本語を教えることになった。

大聖堂。大司教。運河、修道士、巡礼地。ドラクエのようだ。片道2時間かけて通うのだが、そんな町なので全く苦にならず、毎日、お伊勢参りか日光江戸村に行くような気持ちで通勤している。

大学は緑いっぱいの、絵のようなキャンパスだ。わたしの生徒は2年生。選択科目で日本語をとっている。みんな若くて純粋で日本が大好き。わたしもこの前まであっち側にいたはずなのに。大学生達を見ていると、あの時期何を学んだらいいか全然分かっていなかったことが苦いような悔しいような。でも大学という場に帰って来られたことが想像以上に嬉しくてわくわくしている。こちら側からの大学生活、しっかり楽しもう。

昼食 焼うどん、焼き魚、大根の煮物
夕食 おでん、キムチ、玄米ご飯

初土俵

7月はカンカンに暑かった。
庭がすっかり乾いて茶色くなってきた頃に数日にわか雨があった。
芝はまた緑色に戻ったが気温が少し下がって秋の空気が混じり始めた。
夏休み後半。

日本語教師、初授業から一ヶ月。
同僚はおらず、知識と組み合う生徒達だけが手がかりという心細い職業だ。
準備、本番、準備、本番。
オンオフを切り分けづらい上にオンの時はいちだんとハイになる。
脳を占領されやすい。
でも誰にも縛られないから心が自由。
自由のある仕事って新鮮。
労働後の清涼感がはっきりしている。
これもすごくいいところ。
化粧廻しの似合う立派な先生になりたい。

こども達の夏休み。
鼓介はサッカーやテニスに通い、新太はきのう初めて夏の学童のようなところを体験。
ローラースケートをして楽しかったようだ。
習慣化している夕方母子三人そろっての区民プールで一日を納め、
ご飯を食べてこんなところで寝てしまった新太。

photo (8)

夕食 スパゲティボロネーゼ、きゅうりスティック

ハラヘリ日記

先タームの終盤に、それまで何年間も平和であった小3男子に突然変化が訪れた。
仲良しグループの分裂や派閥争いなど全く予期しなかったことで驚いたが小3男子それぞれの目覚めはある意味たくましいなあと感心もした。鼓介もこの波を乗りこなそうと懸命にバランスを取っている。人間、体幹が大事だ。

さて、そんな心の隙間を埋める絶好のタイミングで新しい趣味『モンスター図鑑』なるものが彼の中で大ブームとなっている。モンスターのプロフィールを考え、絵を描き、命名する。例えば一ツ目のクマのお化けで名前はボブ。本人は無意識に描いているようなのだが、どのモンスターも食べ物を入れたかごをぶら下げている。かごの中身は動物をベースにしたモンスターの場合は木いちごなど果物が多く、あるときは焼きたてのパンが美味しそうに描かれていた。

ハーフターム休暇中の日本語日記も同様に鼓介の脳内マップ丸見えで面白かった。今年は夏が遅くて寒いのにずっと冷たい蕎麦が食べたい、冷たい蕎麦いつ作ってくれるのと言われ続けて本日ついに20℃超え、念願を叶えてあげることができた。良い休暇の最終日となってよかった。

5月25日(日)
キャンプに行って野球をしてあそんだ、13たい13だった。楽しかった。カレーウドンがキャンプの中で一番。ねている時かにが顔をさした。いまでも顔がまだ痛い。

キャンプの食事
夕食:カレーライス(こども)BBQ(おとな)キムチうどん、カップラーメン(おとな夜食)
朝食:パン、シリアル(こども)キムチ雑炊(おとな)
昼食:カレーうどん

6月3日(月)
今日おかあさんとあらたとナチュラルヒストリーミュージアムに行った。きょうりゅうをたくさん見た。たのしかった。そのあと公園に行った。公園ですなであそんだ。七時にかえった。夜ごはんではじめてしょうがをおいしいとおもった。
昼食:ごま塩おにぎり、ブロッコリー
夕食:素麺、野菜炒め

たのしかっ田

学校が長期休みの間だけ鼓介に日本語で日記をつけてもらっている。我が家唯一の日本語学習。1冊終わったらラーメンを食べに行く。

去年の春休みから3冊目。伸びたなーと思う部分が英語(読み・作文・スペリング)の習得とシンクロしている。芯の部分をで吸収できたら逆からも出せるものなのだなと。

そして漢字。日本ファンの外国人の感覚に近いせいかハーフ日本人の子が漢字好きという例はけっこう聞く。うちは漢字練習をしないから七曜日の字が丸一年で何となく完全になったくらいのスローペースであるが、漢字を書きたくて日記が長くなるならありがたい。

漢字の覚え方は独特で月・火・水はムーン、ファイヤー、ウォーター。口、日、田はウィンドウ。鼓介はこの「田」を書く機会を待ち続けていたが、いつまでたっても日記に登場しない。とうとう先日「・・・すごいたのしかっ田。」と書いた。漢字仮名混じり文にはこだわりたいのでそれは訂正した。その後の会話。鼓「田はいつ使うの」母「ふだんはほとんど使わないけど人の名前には多い。えーと(サッカー名鑑に手を伸ばして)誰がいたっけなあ」鼓「(すかさず)ホンダの田!?」母「そうそう」鼓「(感激して)ヨシダも田!?」

日本に行ったら五反田、高田馬場、田端・・・と指差して叫んでくれるだろう。いつか光る田んぼも見せてあげたい。

夕食:納豆ご飯、ひじきとレンコンの煮付け、黒豆、芽キャベツの味噌汁

日本語教師

9月から通っていた日本語教師の資格を取るコースが終了した。

短期集中でハードだったが教育実習は本当に楽しかった。生徒は日本に憧れている人、家族が日本人と結婚した人など。みんな熱心で、日本語云々より日本がこんなに愛されていて嬉しい、日本人で良かったとしみじみ思った。他の受講生の実習を観ながら日本語の響きが改めて好きになった。丸い音が多くて一音一拍なので、イクラのよう。すらすらすらと聞こえるのは淡々として小川のよう。

英語は簡潔に話すときに本当に便利だ。こどもを叱るとき、英語だと頭の中が箇条書きのような状態になる。叱り終えるとスッキリする。それが日本語で叱ると頭の中が文章なので先に文末、章末を考えておかないと自分でも話を見失う。だから叱った後はこどもに「はい」と言ってもらって、ちゃんと終わらせたいと思う。言葉の違いは面白い。

最終日の今日は卒業証書をもらい、鼓介を友達の家に迎えに行って家に帰って来た。二階でコートを脱いでバタバタと台所に入り、まな板に手を伸ばすと目の前に細長い紙が貼ってある。「well done, you’ve finished your course」と鼓介の字。夫に「これ、結婚したくなるよね」と自慢。「俺とは離婚か〜」今日はこども達の学校が泥棒に入られて休校だったので、夫はわたしをコースに行かせるために新太を連れて出勤してくれた。無事に終わってよかった。

夕食:洋風うどん

先生ありがとう

わたしはカード作りが好きだ。いちばん良いアドレナリンが出る。贈る相手は日本語講師のみほ先生。East Dulwichのサークル『どんぐりクラブ』の4代目先生を勤めてくれた人だ。明日で最後の授業となる。こども達からのカードを収納するフォルダーを作った。贈る人がいる、思い出があるって幸せなこと。

昼食 黄色ピーマンのピューレとベーコンのパスタ、ローストポテト

夕食 鮭グリルとルッコラのバルサミコ和え、ご飯、白菜の味噌汁

イカ

ハーフターム休暇の終わりが近づく金曜日。朝はブライスヒルで自転車。新太は補助輪付きでダウンヒル疾走。マウンテンバイクわたしもやりたい。そのままオリバーの家に遊びに行く。

帰り道から日本語クラブ関連の電話が相次ぎ、夕飯の支度が面倒になって買い食いで済ませてまた電話。鼓介に「お母さんはイカだったら良かったのにねえ」と言われる。

昼食 炒飯・餃子(夫)手巻き寿司(こども。オリバーのお母さん作)

夕食’ フィッシュアンドチップス(わたし、鼓介)

なくしたボタン

久しぶりにピーコートを着て自転車に乗り幼稚園に行く途中でボタンを落としてしまった。がまくんとかえるくんの話では同じ道を辿って戻り家の玄関で見つけるのだが、家の外にも中にも金色の錨のボタンはとうとうなかった。

諦めて日本国大使館に鼓介の小一教科書を受け取りに行く。在英児童にこくご、図工、生活科が無料で支給されるのだ。名作の宝庫、こくごの教科書。数年のうちにアーノルド・ローベルに再会するだろうか。

午後は庭掃除をした。まとめて植えたこぶりの水仙が一斉に芽を出して柔らかい針山のようになってきた。濡れた枯れ葉を大きなゴミ袋ひとつ分拾って捨てる。秋に隣でネズミよけの猫を飼いはじめたので庭中糞だらけ。今日ものうのうと庭を何度も横切り最後には芝生の上で丸くなってしまったので、うちの敷地でもよくネズミを穫るように言って聞かせる。トイレを貸すのはその交換条件なのだと。

放課後は学校のスクール・ディスコ。

昼食 海老とアボカドのサンドイッチ(わたし)、エビチリ弁当(夫)

夕食 肉オクラうどん(こども)、ラムのミントソテー(おとな)